「グラスロッド」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「グラスロッド」の意味とは
グラスロッドとは、グラスファイバー製の釣り竿(ロッド)という意味です。
「グラスロッド」の特徴
グラスロッドは、グラスファイバーというガラス繊維が素材の釣り竿(ロッド)です。
グラス素材はカーボン素材と比べ強度が低く、素材自体が重いため、カーボン素材と同様に作るとグラス素材の方が重くなります。その上、同じ強度を持たせようとすると、カーボン素材よりも柔らかい素材のグラス素材はブランクの肉を厚くする必要があります。
グラスロッドは、素材自体が柔らかく、重いです。
感度が低いのはそのためですが、必要な強度を出しても素材自体が柔らかいため、しなやかさがなくならないという特徴があります。
「グラスロッド」の英語表現
英語では、「glass fiber rod」と表現します。
「グラスロッド」のメリット
グラスロッドのメリットをいくつか紹介します。
しなやかで硬さがない
グラス素材は、カーボン素材に比べて弾力と柔軟性に富んでいます。そのため硬さがなくしなやかさに優れ、釣り竿全体の柔軟な動きが可能です。
ガラス繊維の含有量が多ければ多くなるほど硬さはなく、軽く振るだけで波打つようたわみます。
反発力が弱い
弾力や柔軟性があり、しなやかであることから、優しく曲がり優しく戻ろうとする特徴を持ちます。
根掛かりに強い
グラスロッドは優しく曲がり優しく戻ろうとするため、岩や水生植物などの障害物に触れて、根掛かりをしても抵抗が少なく、ルアーがなくなったり等を最小限に食い止めます。
安価
グラスロッドの素材であるガラス繊維は、炭素繊維よりも素材としてのコストが安く、グラスロッドは、店頭の販売価格もカーボンロッドと比較すると安いです。
この他にも、「ルアーの動きが大きくなる」「軽いルアーが投げやすい」などのメリットがあります。
「グラスロッド」のデメリット
グラスロッドのデメリットをいくつか紹介します。
重い
カーボン素材と比べて重く、竿自体の重量が大きくなります。
感度が悪い
硬さがなくしなやかなグラスロッドは、魚を釣る際にかかる衝撃や緊張を、継続的に和らげる効果があるものの、感度が悪くなることにもつながっています。
合わせが難しい
グラスロッドはしなやかなため、ロッドが素直に曲がります。魚が動き回ることによる振動を、ロッドが吸収してしまいます。
そのため手元にまで感触が伝わらず、合わせのタイミングを逃してしまうことも少なくありません。含有するガラス繊維が多いほど、その傾向は顕著です。
魚が弱らない
ロッドが元に戻ろうとする力で魚を疲れさせ、釣り上げることができるのですが、優しく曲がり優しく戻るグラスロッドは、元に戻ろうとする力が弱く、魚がなかなか弱りません。
そのため、魚がかかっても、魚が障害物に逃げ込んでしまったり、魚のサイズによってはロッドが負けて、折れる可能性もあります。
「グラスロッド」の種類
グラスロッドは大きく分けて「ピュアグラス」と「グラスコンポジット」に分けられます。
ピュアグラス
ピュアグラスは、素材がガラス繊維と樹脂だけで製造されています。
基本的には海釣りで使用され、価格も安価であることが多いです。
グラスコンポジット
グラスコンポジットは、グラス素材とカーボン素材とを混合して製造されています。
取り扱い説明書等に、グラスとカーボンの比率が記載してあるものを指します。
バス釣りでは、グラスコンポジットが使用される場合が多いです。
「グラスロッド」の例文・用例
グラスロッドを使った例文・用例を紹介します。
●バス釣り用にグラスロッドを買った。
●カーボン製のロッドから、グラスロッドに替えた。
SNSでの「グラスロッド」の使われ方
去年発売された、イワナにとてもマッチしそうなインジェクションミノー2選
特にエイムは自分のグラスロッドだと上手く小刻みなアクションをさせてあげられなかったけど、新ロッドを迎え入れたので今年は働いてもらうぞ
ホーキミノーは短い距離でもイレギュラーダート pic.twitter.com/1A2T6ilqlQ— KEI (@yama_to_iwana) January 7, 2021
まさに。次は、古い竹の磯竿やグラスロッドを使ってみようと思っています。ちなみに、数年前に何度か、振り出し竿(ノベ竿)で釣果をあげました。
— 村越正海 (@seikaimurakoshi) January 8, 2021
「グラスロッド」の類義語
グラスロッドの類義語はありませんでした。
「グラスロッド」の対義語・反意語
グラスロッドの対義語・反意語は、「カーボンロッド」です。
意味は、カーボン製の釣り竿(ロッド)です。グラスロッドと比べて軽く、感度がよいのが特徴です。