「スチール」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「スチール」の意味とは

スチールとは、走者が守備側の隙をついて進塁することです。

日本語での呼称として「盗塁(とうるい)」があります。

ただし、英語圏での呼称は「Stolen Base」ないし、その略語である「SB」が一般的です。

公認野球規則(9.07)によれば、盗塁は「安打、刺殺、失策、封殺、野手選択、捕逸、暴投、ボークによらないで、1個の塁を進んだとき」と定義されています。

一般的には「ピッチャーがボールを投げる動作に入ってからランナーが進塁すること」と認識されています。

タッチでアウトを取られずに次の塁に辿り着ければ「盗塁」が成功したとみなされます。

攻撃側でスチールを試みられている時、守備側はタッチでアウトを取る必要があります。

「スチール」の種類

どの塁に進むかによってスチールに個別の名前が付けられています。

盗塁によって二塁に進むことを「セカンドスチール(二盗)」、三塁に進むことを「サードスチール(三盗)」、そして本塁に進むことを「ホームスチール」と呼びます。

中でも得点に直結するホームスチールは、とりわけキャッチャーに気づかれないように進まなければならず、成功する確立はかなり低いと言われています。

また、1塁と2塁にランナーがいる場合に、両者とも盗塁することを「ダブルスチール」と呼称されます。

さらに稀な例として、一塁ランナーが一回の盗塁で本塁まで生還してしまうことを「サイクルスチール」または「パーフェクトスチール」と言ったりします。

一方、スチールのテクニックの種類として「ディレードスチール」があります。

通常のタイミングよりも、あえて遅れて走り出すことによって、守備側の意表を付く盗塁技術です。

「スチール」を成功させるためのコツは?

スチールを成功させるためには何といっても「速さ」が大切です。

スチール時になるべく早く次の塁に到達するコツを解説します。

まず、いつでも駆け出しやすい体勢を整えながら、ピッチャーの動きや目線に注意を払い、牽制球か投球かよく見極めましょう。

投球のモーションを確認したら、最初は歩幅を小さめにして重心を低めにします。

あまり上下に身体を動かさないようにしながら、すみやかに最高速度へ切り替えていきます。

最後のスライディングは逡巡して中途半端に滑り込んでしまうと速度が落ちるため、なるべく勢いを殺さずに一気に駆け抜けましょう。

「スチール」に関連するタイトル

プロ野球でスチールに関連するタイトル(賞)として「最多盗塁(さいたとうるい)」があります。

「盗塁王(とうるいおう)」という通称でも知られ、シーズンを通して最も盗塁の数が多かった選手に与えられます。

打撃部門における賞の一つですが、盗塁はあくまで走者の記録のため、ルール上は打席に立たず代走のみでも受賞可能なタイトルです。

「首位打者」や「最高出塁率」とは異なり、規定打席の制限もなく、実際に規定打席を満たさずに受賞したケースもあります。

「スチール」の例文・用例

スチール

スチールを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

スチールが失敗して仲間に白い目で見られた。
●本塁へのスチールを許してしまった。

SNSでの「スチール」の使われ方

「スチール」の類義語

スチールの類義語はありませんでした。

「スチール」の対義語・反意語

スチールの対義語・反意語はありませんでした。

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Posted by 杏奈琴湖