「春季キャンプ」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「春季キャンプ」の意味とは

日本プロ野球における春季キャンプとは、公式戦の期間外などに行う練習のうち、ペナントレース開始前の2月1日から約1カ月間行われるもののことです。

主に、本拠地以外の地域に宿泊して実施されます。

「春季キャンプ」の語源

春季キャンプの「キャンプ」は、ラテン語で「平らな」を表す言葉です。

平らな場所に砦を築いて軍事訓練を行ったことから、軍事訓練をする場所は「キャンプ」と呼ばれています。

そこからさらに転じて、「仲間と共同生活をする」という意味になりました。日本プロ野球も動揺に「仲間と共に練習を行う」ことから、「春季キャンプ」という言葉が生まれました。

「春季キャンプ」という言葉はいつから使われている?

春季キャンプの始まりは1946年に巨人が愛媛県松山市の旧制松山高校で行ったもので、メジャーの「スプリング・トレーニング」に倣ったものと言われています。

「春季キャンプ」の特徴

春季キャンプは「春季」といえども冬に行われるので、ほぼ、国内で最も温暖な沖縄県か晴天日の多い宮崎県のいずれかで行われます。

練習期間は概ね4~5日を1クールとしてスケジュールが組まれ、2月初旬には基礎体力作りを中心に、中旬から下旬にかけては実践的なカリキュラムや練習試合が行われます。また、人気球団のキャンプ地での経済効果は数十億円に上ると計算されています。

「春季キャンプ」が注目される理由

日本のプロ野球では、メディアが3週間以上連日で練習を報道し続けます。これは他のプロスポーツには見られず、珍しいことです。

その理由としては、サッカーやゴルフといった他のスポーツがシーズンオフになることや、キャンプ地に多くのファンが詰めかけるほど野球は根強い人気があることが挙げられます。

「春季キャンプ」の例文・用例

春季キャンプ

春季キャンプを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●2021年の東京ヤクルトスワローズ一軍の春季キャンプは沖縄県浦添市で行われました。
春季キャンプが行われた球場には多くのファンが集まりました。

SNSでの「春季キャンプ」の使われ方

「春季キャンプ」の類義語

春季キャンプの類義語は、「春季トレーニング」です。オリンピックにおけるシーズン前の春のトレーニング期のことを意味します。

「春季キャンプ」の対義語・反意語

春季キャンプの対義語は、「秋季キャンプ」です。

日本プロ野球における公式戦の期間外などに行う練習のうち、ペナントレース終了後の10月下旬頃から11月頃にかけて行われるものを指します。

野球用語

Posted by 亜樹南川