「ドラスティック」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「ドラスティック」の意味とは
ドラスティックとは、抜本的な、過激なという意味です。
ドラスティックという単語には、本来では多くの意味が含まれています。
「思い切った、抜本的な、徹底的な」、「激烈なさま、猛烈な、過激な」などです。
カタカナ語としてはある程度限定的と言えるでしょう。
ビジネスシーンで使われるドラスティックの意味
主にはビジネスシーンで使われる単語で、比較的強い意味合いを持たせて使われています。
思い切った手段、抜本的な変化、猛烈な改革などです。
こうした考え方や行動に対して使われるのが、このドラスティックとなっています。
大きな変化、つまりは現状を打破する時などに使われるのです。
そのために比較的、強い意味合いやニュアンスとなっています。
ドラスティックの限定用法
また現状を打破するというのは、その後の結果についても限定される点に注意が必要です。
現状を打破するような行動の後、良い結果がもたらされた場合にのみドラスティックが使われます。
その後の結果が悪いものだった場合、ドラスティックは使われないことが正解なのです。
ドラスティックと混同しやすい語
その他にはドラスティックは、ドラスチックとも表記されることがあります。
これらは全く同じ意味で、カタカナ表記の違いとなっているだけです。
どちらも同じ単語を表していることを押さえておいてください。
「ドラスティック」の語源
ドラスティックの語源は、英語のdrasticです。
意味は、上記のカタカナ語の意味と同じで「思い切った」「徹底的な」「抜本的な」「劇的な」などとなります。
語源となる英語でも、今の状況が根本からくつがえる程の大きな変化が起こった場合に使われる単語です。
そのために、カタカナ語との意味はほぼ同じとなるので誤用しにくいと言えるでしょう。
ただ上述の通りに、カタカナ語としてはビジネスシーンでの使用が主です。
そうした理由から、本来持つ意味の幅よりもやや狭い意味合いでの使い方となっています。
語源と異なり、カタカナ語は使われるシーンが限定的だからこそ使われるニュアンスも限られているのです。
そうすれば英語の意味と、カタカナ語の限定的な意味と覚えやすくなると思います。
「ドラスティック」のドラマティックとの違い
ドラスティックは、ドラマティックと似た単語です。
カタカナ表記では1文字しか違いがなく、よく間違われる単語となっています。
言葉としては似ていますが、意味としては異なり注意が必要なため紹介します。
ドラスティックの意味は「抜本的な、過激な」などでした。
一方のドラマティックの意味は「劇のように感動的な」または「印象的な」です。
意味としても、ニュアンスとしても違いがあるため覚えておきましょう。
しばしば間違えた使い方をされていますので、ポイントとして押さえておいてください。
「ドラスティック」の例文・用例
ドラスティックを使った例文・用例を紹介します。
●あの人はいつもドラスティック な提案で、仕事の成功を納めている。
●この間は突然のドラスティック な展開で、とてもドキドキしたよ。
SNSでの「ドラスティック」の使われ方
パリのドラスティックな展開に目を瞠る。
・3月12日マクロン大統領T V演説.小学校〜大学までの閉鎖を発表。
・13日EHESSで映画『雪子さんの足音』上映。
・15日食料品店など除き、全ての商店の営業停止。
・17日お昼から外出禁止。
セーヌ川も見ないで帰るのはどうかと思い、17日午前に慌てて散歩。 pic.twitter.com/oI6P457Ofa— Kuninori Yamazaki (@kuninori55) March 18, 2020
消費税減税的のようなドラスティックな対策はまだ早い気がする。さらに事態が悪化することを想定して、打てる手が早いうちに尽きないようにもする必要があると思う。
— 塩焼きそば/イーノック (@oufspad) March 18, 2020
「ドラスティック」の類義語
ドラスティックの類義語は、「思い切った」です。
ドラスティックの中で、特に強く意識されるニュアンスは抜本的という意味でした。
やや強い使い方がされるからというのが理由です。
そしてこのニュアンスに対しての類義語は、思い切ったという単語となります。
「ドラスティック」の対義語・反意語
ドラスティックの対義語は、「根本的」です。
意味は、物事の基本そのものです。
ドラスティックの持つ、抜本的という意味に対しての対義語となります。
抜本的とは物事の基本から、改善をするために変革することです。
一方の根本的とは、あくまで物事の基本を指すのみとなっています。
改善という段階があるかどうかの違いとなり、そうした点において対義語と言えるのです。