「ノスタルジー」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「ノスタルジー」の意味とは
ノスタルジーとは、過ぎ去った時間や時代、あるいは故郷を懐かしむという意味です。
懐かしむという意味ですが、自らの経験に限らず雰囲気に対して使われることも多い単語です。
そのため懐かしさを感じさせるモノに限らず、風景や写真などに対して使われることも多くなります。故郷を思い出すような、またその時々の時代を懐かしませるようなモノや風景に対して使います。
「ノスタルジー」の語源
ノスタルジーの語源は、フランス語です。
フランス語の読み仮名のまま、カタカナ語としてノスタルジーが定着しました。
英語でいえばノスタルジアが匹敵する単語ですが、カタカナ語としてはノスタルジーの方が定着率が高くなっています。
また英語の形容詞として、ノスタルジックという単語も同じ意味で使われています。
「ノスタルジー」のビジネス用語としての使用
ノスタルジーは、ビジネスシーンでもよく使用される単語です。
消費者にはノスタルジー、つまり懐かしい雰囲気を感じると購買意欲が高まるという心理があります。この心理を利用したマーケティングとして、「ノスタルジーマーケティング」や「ノスタルジー効果」などとして使用されます。
またノスタルジーを感じたことによる、消費行動を「ノスタルジー消費」と呼びます。
このようにノスタルジーは、本来は懐かしさという雰囲気を表すカタカナ語でした。しかし近年では、このようにビジネス用語としてもノスタルジーが幅広く使われています。
ビジネスシーンで使用される場合も、元のカタカナ語と同じで懐かしさという雰囲気を指す意味の使い方です。
「ノスタルジー」の例文・用例
ノスタルジーを使った例文・用例を紹介します。
●有名商品の復刻版デザインの販売はまさに、ノスタルジーマーケティングの代表格と言える。
●消費者は40代から特に、懐かしさを求めやすくなることかはノスタルジー消費に走る傾向にあるという。
SNSでの「ノスタルジー」の使われ方
“ノスタルジー”を売る?東欧の国の懐古ビジネス
近年、“ノスタルジーの感情”に訴えかけるような観光ビジネスを率いているのは、ユーゴ時代を知らない若い世代だというのだ。いったいどういうことだ?https://t.co/7QTGbGgEQz
— HEAPS Magazine編集部 (@HEAPSMAG) July 18, 2019
ノスタルジービジネスはオールウェイズ世代を超えて、確実に自分の年代を狙っている。そこにやすやすとのる私。それは幸せな関係♡
— ®️icarika (@ZadkineMachen) April 7, 2013
「ノスタルジー」の類義語
ノスタルジーの類義語は、「郷愁」「回顧」「追憶」です。意味は、郷愁は離れた場所から故郷を懐かしむことです。
郷愁の類義語にはさらに、望郷なども挙げられます。また回顧や追憶の意味は、過ぎ去った時間や時代を懐かしむことです。
また似た使い方の単語に「レトロ」が挙げられます。しかしノスタルジーとレトロでは、ニュアンスに違いがあります。
ノスタルジーが「懐かしさという主観」を含むのに対して、レトロは単に「古いものや過去を想起させるもの」に使われます。
感情が動く場合の時に、ノスタルジーを使うことが正しい使い方です。ノスタルジーを理解するためには、懐かしさという感情が欠かせないものとなります。
「ノスタルジー」の対義語・反意語
ノスタルジーの対義語は、「未来的」です。
意味は、現代は飛び越えて未来や将来を指すものです。
さらにビジネス用語としては、「未来派的」や「フャーチャリスティック」などが挙げられます。
いずれもノスタルジーが過去を指すのに対して、反対語は未来や将来を指しています。時間軸による違いで、反対語として存在しています。