「ロードサイド型店舗」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2021-06-09

「ロードサイド型店舗」の意味とは

ロードサイド型店舗とは、郊外の広くて交通量の多い道路沿いに建つ店のことです。

大きな駐車場を持っており、車もしくはバイクで来店してもらうことを前提に作られています。郊外に住むファミリー客や、車で営業先を回るサラリーマンなどが主な客層です。

ロードサイド型店舗の種類は、ショッピングセンター、ファミレス、ネットカフェ、書店、スポーツ用品店、カー用品店など、さまざまなものがあります。

「ロードサイド型店舗」の由来

ロードサイドは英語で「roadside」つまり「道路沿い」のことです。そのため、道路沿いに建てられた店のことをそのままロードサイド型店舗と呼んでいます。

1960年代後半から車を持つ家庭が増え、それに伴い車で訪れる客向けの店が現れ始めました。その後、1980年代には郊外の人口がどんどん増え、地方ではほとんどの家庭が1家に1台以上の車を持つようになったため、ますますロードサイド型店舗の需要が高まっていきました。現在は、いくつかのロードサイド型店舗を集めた「コンプレックス型」も増えています。

ちなみに、ロードサイド型店舗という言葉を初めて使ったのは、東京靴流通センターやSHOE・PLAZAで有名な株式会社チヨダの元社長・舟橋政男さんだといわれています。

「ロードサイド型店舗」以外の◯◯店舗

そもそも、店を出す際の立地は、ロードサイド型以外にはどのようなものがあるのでしょうか。いくつか紹介します。

路面店

商店街や駅の近くなど、人が多く通る道に面している店のことをいいます。ロードサイド型店舗とは違って、歩いて来店する客がほとんど。駐車場は無いことが多く、あったとしても数台しか停めるスペースはありません。

空中店舗

駅前のビルなど、人通りの多い道に面した建物の2階以上に出す店のことです。路面店の2階以上にある店舗は空中店舗です。「階上店舗」と呼ぶこともあります。

商業施設型店舗

ショッピングモールなどの施設に入っている店のことをいいます。他の買い物ついでに寄ってくれる人も多いため、知名度のない店でも集客がしやすいです。

「ロードサイド型店舗」のメリット

ロードサイド型店舗は駅から離れた郊外にあることが多いため、土地の価格が安いのがメリットです。土地の価格が安いと店も広くしやすく、商品も豊富に揃えることができます。
また、車で移動するファミリー層の集客がしやすいのも、ロードサイド型店舗の特徴といえるでしょう。

「ロードサイド型店舗」のデメリット

車やバイクを持たず、電車などの公共交通機関で行動している人は、ロードサイド型店舗に来ることが難しいです。
また、全国チェーンのロードサイド型店舗が多数できたことによって元々あった商店街が廃れてしまい、その地域に昔からあった街並みが失われてしまう場合もあります。

「ロードサイド型店舗」の例文・用例

ロードサイド型店舗

ロードサイド型店舗を使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●バイパス道路沿いに多くのロードサイド型店舗がある。
●都心には昔からあるこのチェーン店だが、地方でロードサイド型店舗として出店するのは今回が初めてだ。

SNSでの「ロードサイド型店舗」の使われ方

「ロードサイド型店舗」の類義語

ロードサイド型店舗の類義語には、「ロードサイド店舗」「ロードサイドショップ」「郊外店舗」などがあります。
意味はロードサイド型店舗と同じで、郊外の広くて交通量の多い道路沿いにある店のことを指しています。

「ロードサイド型店舗」の対義語・反意語

ロードサイド型店舗の対義語・反意語はありませんでした。