「ティピカ種」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「ティピカ種」の意味とは
ティピカ種とは、アラビカ種に属する中で最も古い品種のコーヒーのことです。現在主に中央アメリカで栽培されています。マイルドな酸味とフルーティー香りが特徴です。ティピカ種を使った銘柄は、ブルーマウンテンとコナが有名です。
ティピカ種は、栽培から収穫までに約4年かかること、霧や病虫害に大変弱いことなどから、生産に手間やコストがかかります。そのため、ティピカ種100%のコーヒー豆は市場での流通量が極めて少なく、高級品種として扱われています。
「ティピカ種」の起源と広まり
ティピカ種は15世紀~16世紀頃にエチオピアからイエメンに、17世紀にはイエメンからインドに、インドから当時オランダの植民地であったインドネシアのジャワ島に伝わりました。18世紀に入るとジャワ島からアムステルダム植物園にコーヒーの苗木が贈られ、カリブ島の島々や中南米など世界各地へと広がっていきました。19世紀頃には、ブラジルからハワイへと運ばれ、ハワイでの栽培が始まりました。
「ティピカ種」の語源
ティピカは「典型的な」、「標準的な」という意味のスペイン語です。
かつてティピカはブルボンと並んでアラビカ種の中で二大品種で、コロンビアとブラジルでの主力品種だったことからこのように命名されました。
「ティピカ種」から派生したコーヒー豆
ティピカ種から派生した品種の中で代表的なものは以下の通りです。
・スマトラ種:インドネシアにあるスマトラ島マンデリンで発見された品種です。
・マラゴジッペ種:ブラジルで発見されたティピカ種の突然変異種です。
・ブルボン種:ブルボン島(現在のレユニオン島)で発見されたティピカ種の突然変異種です。
・ケント種:インド・マイソール地方のロバート・ケント氏の農園で発見されたティピカ種の突然変異種です。
「ティピカ種」の例文・用例
ティピカ種を使った例文・用例を紹介します。
●希少な100%ティピカ種のコーヒーをいただいた。
●ティピカ種の豆は大きめで美しい。
SNSでの「ティピカ種」の使われ方
ドミニカ共和国産のコーヒーは
よく“ブルーマウンテンに似ている”と
実際に栽培されているのが
ブルーマウンテンの原種がティピカ種
産地の地理的・気候的な条件も似てる
数年さび病の大きな被害に遭ったため
今後ティピカ種が希少になります
おはよう~?ᐝ#おは戦40401ak ? pic.twitter.com/gZ0vWO1fPd
— まこ@エキスパートコーヒー (@excafe2581) March 31, 2022
なかなかお目にかかれないエクアドルの??お豆。ティピカ種、ウォッシュド製法。2019.BOL.#1 ↗️しっかりとした甘さの中に柔らかく包み込む酸味は新感覚。やっぱ coffeeっていいよね(^o^)v
— EXILE TETSUYA (@epi_tetsuya) April 12, 2021
「ティピカ種」の類義語
ティピカ種の類義語はありませんでした。
「ティピカ種」の対義語・反意語
ティピカ種の対義語・反意語はありませんでした。