「内憂外患(ないゆうがいかん)」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「内憂外患」の意味とは

内憂外患(ないゆうがいかん)とは、国内の心配事と、国外からの脅威や困難を同時に抱えている状態

を表す四字熟語です。国家だけでなく、組織や個人などに対しても用いられ、内外から様々な問題に直面している状況を指します。

「内憂外患」という言葉は、古代中国の思想、特に春秋戦国時代の諸子百家の思想に深く根ざしています。当時の諸侯国は、国内の政治闘争と、他の諸侯国との激しい覇権争いに常に悩まされており、このような状況を「内憂外患」という言葉で表現したと考えられます。

「内憂外患」の語源


「内」は国内、「外」は国外、「憂」は心配事、「患」は病や災難を意味します。つまり、国内にも国外にも心配事がたくさんある、という状態を表しています。

「内憂外患」の英語表現


内憂外患を英語で表すと次のような表現になります。
・domestic troubles and external threats(国内の問題と外部からの脅威)
・internal and external difficulties(内部と外部の困難)
・problems both at home and abroad(国内外の問題)

「内憂外患」の例文・用例

内憂外患を使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●この国は、経済危機と同時に隣国との紛争を抱えており、まさに内憂外患の状況にある。
●彼の会社は業績の悪化に加え、新たな競合の出現に直面し、内憂外患の危機に陥っている。

SNSでの「内憂外患」の使われ方

「内憂外患」の類義語

内憂外患の類義語は「多難多事(たじたなん)」です。多事多難とは、様々な困難や災難が立て続けに起こることを強調する四字熟語です。

「内憂外患」の対義語・反意語

内憂外患の対義語・反意語は「平穏」や「安定」です。平穏は穏やかで何も心配のない状態、安定は変化がなく静かな状態を表す言葉です。

四字熟語

Posted by 亜樹南川