「沈思黙考(ちんしもっこう)」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「沈思黙考」の意味とは
沈思黙考(ちんしもっこう)とは、黙って深く物事を考えることを表す四字熟語です。
「沈思黙考」の語源
「沈思黙考」とは、「思いに沈むこと」を表す「沈思」と、「黙って考えること」を表す「黙考」を組み合わせてできた四字熟語です。特に出典となる故事などはありません。
「沈思黙考」の英語表現
沈思黙考を英語で表すと次のような表現になります。
・meditation(沈思黙考)
・meditate on[upon]~(~について沈思黙考する)
[例]・maditate on a philosophical problem(哲学的問題について沈思黙考する)
[出典:ジーニアス和英辞典]
「沈思黙考」の例文・用例
沈思黙考を使った例文・用例を紹介します。
●すぐに結論を出さずにもっと沈思黙考すべきだ。
●彼は多忙なので沈思黙考する時間がないのだろう。
SNSでの「沈思黙考」の使われ方
この分子遺伝学者さんは考えがまとまっていて(沈思黙考した末なんだろう)、質問に明快に答えているのに、大変緊張しているのが動画からわかる。
大学の学者さんなんだから、人前で自分の考えを発表することにはある程度慣れている人だと思う。
アメリカのカルフォルニアで 、 https://t.co/5D4WPCUfCG— 排水蓋 (@ergthjm) August 25, 2022
自己認識はリーダーシップの第一歩。自身の価値観や長所、限界について、正しく理解しているからこそ、他者への影響力を及ぼすことができる。そして自己認識は、立ち止まって内省を積み重ねることでしか得られない。時折、意識的に沈思黙考の時間を取れるようにしたいものですね。
— 加藤守和/組織人事コンサルタント (@morigon99) August 27, 2022
「沈思黙考」の類義語
沈思黙考の類義語は「三思九思(さんしきゅうし)」、「審念熟慮(しんねんじゅくりょ)」や「千思万考(せんしばんこう)」です。
「三思九思(さんしきゅうし)」は「何度も繰り返しじっくりと考えること」、「審念熟慮(しんねんじゅくりょ)」は「自分の思いを明らかにするために、十分に念を入れて考えること」、「千思万考(せんしばんこう)」は「何度も考えたり思ったりすること」を表す四字熟語です。
「沈思黙考」の対義語・反意語
沈思黙考の対義語・反意語は「軽率短慮(けいそつたんりょ)」、「軽慮浅謀(けいりょせんぼう)」や「皮相浅薄(ひそうせんぱく)」です。
「軽率短慮(けいそつたんりょ)」は「よく考えず、軽はずみに行動すること」、「軽慮浅謀(けいりょせんぼう)」は「浅はかで軽々しい考えや計画」、「皮相浅薄(ひそうせんぱく)は「物事の考えが浅く薄っぺらいこと」を表す四字熟語です。