「生殺与奪(せいさつよだつ)」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「生殺与奪」の意味とは
生殺与奪(せいさつよだつ)とは、生かしたり殺したり、与えたり奪ったりすること。転じて、他人を思いのままに支配することを表す四字熟語です。「生殺与奪の権を握る」というフレーズとして使われることが多いです。このフレーズは『鬼滅の刃』のセリフでも登場します。
冨岡義勇(とみおかぎゆう)が竈門禰豆子(かまどねずこ)の命乞いをする主人公・竈門炭治郎(かまどたんじろう)に向かって放った「生殺与奪の権を他人に握らせるな!」という言葉は名言として知られています。
日常生活ではあまり使われない言葉です。
「生殺与奪」の語源
「生殺与奪」の由来は、古代中国の思想家・荀子(じゅんし)の著書に残されている「殺生與奪(せっしょうこうだつ)」という言葉です。「殺生與奪(せっしょうこうだつ)」とは古代中国で国の支配者が絶対的権力を持っていた状況のことを指します。この言葉が日本に伝わり、「生殺与奪」という言葉に変わったとされています。日本の文献上でこの言葉が確認できる最古の記録は、1868年の『泰西国法論』であるとされています。
「生殺与奪」の例文・用例
生殺与奪を使った例文・用例を紹介します。
●昔は将軍が生殺与奪の権を握っていた。
●社長が生殺与奪の権を握っている。
SNSでの「生殺与奪」の使われ方
太陽光は半永久的に使えるが、太陽光発電システムは耐用年数は10〜20年、その製造〜廃棄には大量のCo2,Noxなど有害物質を出す。廃棄パネルは未だに処分方法が定まっていない。
何より世界8割のシェアを持つChinaに、日本のエネ安全保障の生殺与奪を握られてしまう。https://t.co/1DZ2IERuwK
— 城之内みな? (@7Znv478Zu8TnSWj) April 7, 2022
今回の戦争で明々白々となったのは、ロシアは近代国家ではなく、ロシア軍も近代軍ではないということ。彼らに降伏し支配されるということは生殺与奪の権利を譲り渡し暴力によって支配されることを受け入れることでしかない。生きるために死ぬ気で戦わなければならない敵。
— 扶桑委員会 (@fussoo_moe) April 3, 2022
「生殺与奪」の類義語
生殺与奪の類義語は「活殺自在(かっさつじざい)」です。「活かすことも殺すことも自由自在にできる絶対的な権力がある」という意味です。
「生殺与奪」の対義語・反意語
生殺与奪の対義語・反意語はありませんでした。