「四角四面(しかくしめん)」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「四角四面」の意味とは
四角四面(しかくしめん)とは、真四角であること。ひどくまじめで面白みに欠け、堅苦しいことを表す四字熟語です。
「四角四面」の語源
「四角」は、四角形や四つの角、「四面」は、四方や四つの辺という意味です。「四角」と「四面」を合わせて、「四つの角と四つの辺」つまり「正方形」という意味を表します。正方形の角と辺がはっきりしていることから、まじめで堅苦しい性格を表すようになりました。
「四角四面」の例文・用例
四角四面を使った例文・用例を紹介します。
●外では四角四面に見られている父には、家族だけに見せるお茶目な一面がある。
●彼女は四角四面な性格なので、どんなに子育てに疲れていても、家事を完璧にこなそうと頑張ってしまう。
SNSでの「四角四面」の使われ方
脚本の古沢良太さんが感想を聞かれ、思わず「ハクション大魔王みたいでいいですね」と仰ったロゴ。
波瀾万丈で必死に転がり続ける家康の人生、家康が目指した四角四面ではなく多様な価値観を受け入れる丸い世の中…そうした様々なメッセージが込められているそうです。#どうする家康pic.twitter.com/SUIo5LJLx5
— かかまつ (@kakamatsukk) January 8, 2023
人間関係につまずく人は、自分の正しいと思うことを押し付けがち。白黒つけて良い悪いの線引きを引くのがクセになってる。正しさは人の数だけ存在します。人それぞれ感じ方やその時々の背景があって、四角四面では片付けられないもの。正しさの押し売りでは、気持ちを通じ合わせることはできないのです pic.twitter.com/oURidB9pBe
— ゆうみ | しあわせドリル (@odayakagokigen2) January 8, 2023
「四角四面」の類義語
四角四面の類義語は「杓子定規」(しゃくしじょうぎ)です。「一定の基準や規則、形式で物事を判断し融通がきかないこと」を意味します。四角四面と同様にマイナスのニュアンスのある言葉です。
「四角四面」の対義語・反意語
四角四面の対義語・反意語は「臨機応変」(りんきおうへん)です。「状況に応じた行動や対応をすること」を意味します。
また、「融通無礙(ゆうずうむげ)」も対義語として挙げられます。「意見や行動が自由で、状況に応じた処理や解決を行うこと」を意味します。
これらは四角四面とは異なり、プラスのニュアンスのある言葉です。