「厚顔無恥(こうがんむち)」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「厚顔無恥」の意味とは

厚顔無恥(こうがんむち)とは、恥を知らずに厚かましいこと

を表す四字熟語です。具体的には、他人の迷惑を顧みずに、自分の都合や欲望を優先して行動するような、ずうずうしい態度を指し、非常に否定的な意味を持ちます。
人の品性を非難する際や、自分の意見や要求を強引に押し通そうとする人の態度を批判する際に用いられます。
「厚顔無恥」という言葉は、儒教の思想に深く根ざしています。儒教では、恥を恥と感じる心、つまり「恥」の概念が非常に重要視されていました。そのため、「厚顔無恥」という行為は、道徳的に最も是認されない行為の一つとされていました。

「厚顔無恥」の語源


「厚顔」は「厚かましい顔」という意味で、ずうずうしい様子を表します。
「無恥」は「恥を知らない」という意味で、道徳心や良心の欠如を表します。
この二つの言葉を組み合わせることで、恥を知らずに厚かましいという、非常に強い否定的な意味が生まれます。

「厚顔無恥」の英語表現


厚顔無恥を英語で表すと次のような表現になります。
・brazen(厚かましい)
・shameless(恥知らずの)

「厚顔無恥」の例文・用例

厚顔無恥を使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●彼は自分のミスを認めようとせず、厚顔無恥に他人のせいにした。
●あれだけの失敗を笑って済ませようとするなんて、厚顔無恥にも程がある。

SNSでの「厚顔無恥」の使われ方

「厚顔無恥」の類義語

厚顔無恥の類義語は「厚かましい」、「ずうずうしい」、「恥知らず」、「無恥」などです。
厚かましいは、「厚顔無恥」よりもやや弱いニュアンスで、単にずうずうしい様子を表す言葉です。
ずうずうしいは、自分の都合を優先して、他人のことを考えない様子を表す言葉です。
恥知らずは、道徳心や良心の欠如を強調する言葉です。
無恥は、恥という概念自体を理解していない、もしくは理解していてもそれを無視する様子を表す言葉です。

「厚顔無恥」の対義語・反意語

厚顔無恥の対義語・反意語は「謙虚」や「慎ましい」などです。
謙虚は、自分自身を過大評価せず、他人を尊重する態度を表す言葉です。
慎ましいは、行動や言動を控えめにする態度を表す言葉です。

四字熟語

Posted by 亜樹南川