「雲散霧消(うんさんむしょう)」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「雲散霧消」の意味とは
雲散霧消(うんさんむしょう)とは、雲が風で散って、霧が晴れて消えるように、物事が消えてなくなることを表す四字熟語です。
「雲散霧消」の語源
確かな語源は明らかになっていませんが、一説には、雲や霧が温度、湿度の変化や風の影響によって消えていく様から着想を得て作り出された四字熟語であると言われています。
「雲散霧消」の英語表現
雲散霧消の英語表現は以下の通りです。( )内は日本語のニュアンスを表しています。
・vanish like mist(霧のように消える)[出典:英辞郎 on the WEB]
・disappear into thin air(跡形もなく消える)[出典:Weblio英和辞書]
・go up in smoke(煙のように消える)[出典:大辞林 第三版]
「雲散霧消」の例文・用例
雲散霧消を使った例文・用例を紹介します。
●疑惑は無事、雲散霧消した。
●ようやく内定通知をいただき、雲散霧消の心地です。
SNSでの「雲散霧消」の使われ方
すでに選挙互助会と化した自民党は、結党の精神は雲散霧消して、実現の可能性のない偽旗を掲げて、保守層を逃がさまいと必死。党を一つにして率いるカリスマはなく、議席数が200前後になれば、当選の可能性のない議員から脱落が始まり、組織としての終わりに向かう。
— 城川 草二 (@SOUJIJP) June 20, 2023
普通に帰り道の徒歩でバテちゃって食欲が雲散霧消しまして…果てどうしましょうか…
— あめんぼ (@umanosousaku) June 23, 2023
「雲散霧消」の類義語
雲散霧消の類義語は「雲消霧散(うんしょうむさん)」、「雲散鳥没(うんさんちょうぼつ)」、「煙散霧消(えんさんむしょう)」などです。
雲消霧散の意味は雲散霧消と同じです。
雲散鳥没や煙散霧消は、雲散霧消と同様に跡形もなく完全に消えてなくなることを意味しますが、その様子を鳥がいなくなることや煙が散ることなどにたとえている点が異なります。
また、煙散霧消は雲散霧消と同様の意味を持ちますが、雲散鳥没は完全に消えてなくなることだけでなく、「存在していた痕跡ごと、まるでなかったかのように跡形もなく消えること」を意味します。
「雲散霧消」の対義語・反意語
雲散霧消の対義語・反意語は「雲合霧集(うんごうむしゅう)」です。
雲合霧集は、まるで雲や霧のように、一時的に人などがどっと群がり集まることを意味しています。