「道路族」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「道路族」の意味とは
道路族とは、公共の道路を私有地のように占拠して遊ぶ子供やその親を指す言葉です。
「道路族」の語源
道路族という言葉は「太陽族」「竹の子族」「暴走族」などと同じくくりで、「道路で遊ぶ人たち」を揶揄するニュアンスが含まれています。
「太陽族」は昭和30年頃、「竹の子族」や「暴走族」は昭和50年頃に聞かれるようになった言葉です。行動の種類は違いますが、「公的なルールをあえて無視する、奔放な行動をとる」といった共通点があり、「道路族」もその流れを引き継いでいます。
「道路族」の特徴
道路族は、道路を公共のスペースだと理解して親が見守りながら子供を遊ばせているという状況とは全く違います。
親が子供を勝手に遊ばせているケースや、一緒になってバーベキューや花火といった周囲にも影響が出るようなレジャーを行う場合もあります。
新興住宅などによく見られる、袋小路になっている住宅街で発生することが多いです。
「道路族」で起こりがちなトラブル
道路族と呼ばれる親やその子供は、マナーを守らない子供を親が注意しないこと、また親も一緒になって騒ぐことでトラブルに発展するケースも多く見られます。
- 長時間にわたる騒音
- 壁にボールを当てられてその音が響いたり外壁が汚れてしまった
- バーベキューや花火を公道で行うため車が通れない、匂いや煙、騒ぐ声が気になる
- 親が見ていないためガレージや庭に子供が入ってしまい、器物破損に繋がる
- 遊んでいる子供も交通事故の危険にさらされている
以上は代表的な被害例です。
意を決して子供や親に注意をしても取り合ってくれなかったり、激しく反論されたりと新たなトラブルに発展するケースも珍しくありません。
被害に合った方の中には耐えきれず引っ越してしまう人もいます。
当事者同士で解決しようとするとトラブルになりやすいため、まずは自治体に相談してみるのが良いとされています。
「道路族」の例文・用例
道路族を使った例文・用例を紹介します。
●前に住んでいたところでは道路族に悩まされてたから、今落ち着いた場所に住めて本当にホッとしています。
●道路族のこと、今度役所に行って相談してみるよ。直接は注意しない方がいいよ。
SNSでの「道路族」の使われ方
例え道路族が道路族じゃなくなっても、もう無理だ。
出くわすのも気分が悪くなるし、今までされたことをなかったことになんかできない。どれだけ毎日悩んだか、体調崩したか、お金使ったか、何一つ許すことはもうない。
— のらいぬ (@norainu_dayo) October 26, 2020
回覧板に入れてくれてた。
見開き開いて1番のページに。この回覧板を回した次の日、安定の道路ボール。私の車と、向かいの家の間の道路にプラスチックの板?を立てかけ、それにバーン!!とボールを当てるゲームを数人で延々と。
もう、わんわん泣きました。
しんどい。話が全く通じない。#道路族pic.twitter.com/TQgqz28mj9— tn@サブ垢 (@tn_am_1106) October 25, 2020
「道路族」の類義語
道路族の類義語は、「ガレージ族」です。
ガレージ(車庫)から車を道路にどけて、ガレージ内でバーベキューなどをして遊ぶ人たちのことです。道路族と厳密に同じではないですが、同類とみなされています。
「道路族」の対義語・反意語
道路族の対義語・反意語はありませんでした。