「底塩」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「底塩」の意味とは
底塩とは、漬物を漬ける際、容器の底に敷く塩のことです。「そこしお」と読みます。漬物を作る際はまず容器に塩を振り、その上に材料を並べてさらに塩を振り、これを繰り返していきます。
なお、漬物を作るときの容器は、バットやプラスチック製の容器など、底が平ら
なものがおすすめです。塩が均一に回りやすく漬けムラが出にくいためです。
「底塩」の語源
漬け物をつくるときに容器の「底」に敷く「塩」であるため、「底塩」と呼ばれています。
「そこしお」と読む別の言葉
同じように「そこしお」と読む同音異義語に、「底潮」があります。これは、底を流れる潮のことです。釣り用語として使われます。「底潮が冷たい」や「底潮が速い」という使い方をします。
漬け物の基本的な作り方
白菜の漬け物の基本的な作り方を紹介します。
「底塩」は【作り方】6.の工程に登場します。
【材料】
・白菜‥‥2株(約5kg)
・粗塩‥‥150g(白菜の重さの3%)
・赤唐辛子‥‥2~3本
・漬け物用昆布‥‥20g
・ゆずの皮(お好みで)【必要な道具】
・ホーロー容器(直径29cmくらい)
・押しぶた
・おもし
【作り方】
1. 外側の葉を数枚はずし、土を洗い流します。外側の葉は最後に表面を覆うふたとして使うので、捨てずにとっておきます。
2. 白菜は根元から半分くらいまで切り込みを入れ、あとは手で裂きます。
3. さらに包丁を入れて、また手で半分に裂き、4つ割りにします。
4. 白菜をザッと洗って水気を切ります。
5. 切り口を上にしてざるに広げ、半日ほど天日干しにします。天日干しすることで余計な水分が飛んで甘みが増し、食感もよくなります。
6. 漬物容器の底に粗塩を、少しふっておきます。これを底塩といいます。
7. 粗塩を一つかみ握り、白菜の軸と軸の間に入るよう振り入れます。塩は葉先より根元に多くまぶします。表面にも粗塩をすり込みます。
8. 白菜の切り口を横にして、葉と軸を互い違いに入れます。
9. 1段目を敷き詰めたら、赤唐辛子と昆布を散らします。お好みでゆず皮も入れます。
10. 2段目は下の段と向きが直角になるように敷き詰めます。1段目と同様に赤唐辛子と昆布を散らします(お好みでゆず皮も)。同じように残りの白菜も詰めます。
11. 残った粗塩をすべて上に振り、手で白菜を押して平らにします。
12. 外側の葉をかぶせ、残った粗塩をすべて上にふります。
13. 手で白菜を押して平らにし、外側の葉をかぶせます。
14. 押しぶたをし、おもしを2個のせます。
15. 冷暗所に置いて、水が上がるのを2~3日待ちます。
16. 押しぶたより水が上にきたらおもしを半分に減らします。3~4日で食べ頃となります。
※参照URL→「白菜の漬け物の作り方 秘伝おばあちゃんのレシピ」https://marron-dietrecipe.com/tsukemono/tsukemono_hakusaitsuke01.html
「底塩」の例文・用例
底塩を使った例文・用例を紹介します。
●底塩にはまろやかに感じられる粗塩がおすすめです。
●底塩を忘れないようにすると本格的な漬物ができるよ。
「底塩」の類義語
底塩の類義語はありませんでした。
「底塩」の対義語・反意語
底塩の対義語・反意語は「口塩」です。「口塩」とは、軽く塩をほどこすことを意味します。