「紹興酒」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「紹興酒」の意味とは
紹興酒とは、中国の浙江省紹興市で造られた黄酒のことです。
「黄酒(ホアンチュウ)」とは穀物の醸造酒のことで、蒸留酒の「白酒(パイチュウ)」と果実酒の「果酒(カシュ)」と合わせてこの3種が中国酒の大まかな分類とされています。
黄酒は米やきびなどの穀物を原料とし、黄色いのが特徴です。
その黄酒の中でも長期間熟成させたものを「老酒(ラオチュウ)」と呼び、一般的に紹興酒といえば老酒となります。
「紹興酒」の特徴
紹興市には、「鑒湖(かんこ)」という名水で有名な湖があり、この水を使って紹興酒を造ることが絶対条件とされています。
原料はもち米を使い、麦の麹を使って糖化させることでアルコール発酵ができるようになります。
また、伝統的な紹興酒は甕で仕込み、熟成させるという特徴があります。
紹興市では娘が生まれると父親が紹興酒の甕を地面に埋め、娘が結婚した時に掘り起こし客人に振る舞うという伝統がありました。
このことから、今では長期熟成の紹興酒の愛称として「花彫酒(はなほりしゅ・かちょうしゅ)」という呼び方が使われることもあります。
「紹興酒」の飲み方
日本でよく売られている紹興酒は、赤いラベルに塔のイラストが描いてある「塔牌」という銘柄です。ラベルには「花彫」とあり、「陳○年」とあるのは、○年熟成させたという意味になります。
本場の中国では常温や少し温めて飲むのが一般的ですが、氷を入れてロックにしたり、梅干しやレモンスライスなどを入れる場合もあります。
また、ジャスミン茶やウーロン茶、炭酸などで割るのも人気の飲み方です。
日本では氷砂糖やザラメを入れる飲み方も有名ですが、紹興酒を輸入したての明治時代には保存技術が発達していないことから本来の風味が落ちてしまい、酸味を誤魔化すために広まった飲み方です。現在は保存技術も向上しているため、氷砂糖などを入れなくても美味しく飲むことができます。
「紹興酒」の例文・用例
紹興酒を使った例文・用例を紹介します。
●美味しい中華料理屋で、ちょっといい紹興酒なんか飲みたいなぁ。
●紹興酒を炭酸水で割る飲み方は、ドラゴンハイボールとも呼ばれているよ。
SNSでの「紹興酒」の使われ方
紹興酒グラスで致死量入れてくれるお店好き?こちらは蒔田飯店さんです?
なにこれ‼️めちゃ美味いんですけど?厚皮でパリッと。見た目ちゃうけどホワイト餃子みたい?
あ。あとランチセットを、夜でもいいよって言ってくれるお店好き?こちらは蒔田飯店さんのタンタン麺+半チャーハンです pic.twitter.com/5fcEmwAjQs
— みちねこ (@michinecoo) November 17, 2020
砂肝のピリ辛中華煮
紹興酒?ベースの煮汁に山椒と鷹の爪?を入れて砂肝をサッと煮ました☺️
味が入りにくいのでたっぷりの煮汁と一緒に?✨ということで、今日は久々に紹興酒をいただきます?
レシピはこちら↓↓https://t.co/ZLEJam35IN#おつまみ#おうちごはん#料理好きな人と繋がりたいpic.twitter.com/v0VIGzqhXj
— ユンケル@酒とつまみ (@yunker_blog) November 23, 2020
「紹興酒」の類義語
紹興酒の類義語は「老酒」です。
紹興市で造られていなくても、長期熟成された黄酒は「老酒」と呼ばれます。
一般的に、甕の中で3年以上熟成されたものは老酒に分類されます。
「紹興酒」の対義語・反意語
紹興酒の対義語・反意語はありませんでした。