「ボキャ貧」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2020-02-23

「ボキャ貧」の意味とは

ボキャ貧とは、語彙力が足りないという意味です。

ボキャ貧とは語彙力が足りなかったり、語彙力に問題がある様子を指す言葉です。

ボキャブラリーが不足しており、その人の語彙力が足りずにありきたりな言葉ばかり使っている様子、又はそのような人に対して使う言葉となります。

通常であれば、何かを伝えようとする時に言い換えや代替の言葉が多く存在するため、伝えたいことに対する表現は様々となります。

しかしボキャ貧の方では、語彙力が無いことからいつも同じく言葉を使ってしまう傾向となるのです。そのような様子や、ヒトを指す時にこの「ボキャ貧」を使います。

ネット上で出来た言葉であり、分類としてはネットスラングになります。

「ボキャ貧」の語源

ボキャ貧の語源は、ボキャブラリーが貧弱です。

ボキャ貧は、「ボキャブラリーが貧弱」を略したネットスラングとなっています。ボキャブラリーとは、つまり語彙力のことです。

そして貧弱とは、つまり不足しているなどの足りていない様子を表しています。そのためボキャブラリーが貧弱とは、語彙力が足りていないという意味になるのです。

そしてこれを略した言葉が「ボキャ貧」となります。

英語である「vocabulary(ボキャブラリー)」と、日本語の「貧弱」を組み合わせた上で略して完成した単語です。

ボキャブラリーという単語が、既にカタカナ語となっていたことから誕生した言葉と言えるでしょう。

語彙力がない様子をあらわす言葉として、使い勝手がよく利便性が高かったことから広まっていった単語です。

また語彙力が不足しているという意味合いから、他者にも自称でも使える単語となっています。

「ボキャ貧」の広まっていった背景

ボキャ貧は、現代という背景があってこそ広まった言葉です。

なぜならその理由には、現代では語彙力の不足している方が増えてしまったからとなります。

語彙力の無い方で溢れてしまっている現状があるゆえに、語彙力の無い様子を簡潔に表す言葉が必要となったのです。

そうした必要性もあって、使い勝手の良いボキャ貧が生まれ広まっていきました。

また語彙力の無い人が増えた背景には、現代の特有の文化が関係しています。現代ではネット上でのコミニュケーションが増え、SNSの利用が非常に増えました。

その結果として、多くのネットスラングが誕生していったのです。

ネットスラングには略語が多くあり、利便性の高い略語が好まれて使用されています。

そうした中では便利な略語に頼ることが多くなり、より多くの言葉に触れる機会が減ったのです。

さらに1単語に対して多義語化したことも、語彙力が不足していった理由として挙げられます。

代表する言葉は「ヤバい」という単語です。良いことも悪いことも、なんであれ「ヤバい」で伝わってしまいます。

本来のヤバいの意味を超えて、どんどん多義語化したことでこのような現象が起きました。

どんな状況であれ、一語で済むのですから多くの他の単語に触れる機会は減って当然です。

こうした現代ならではの背景があり、ボキャ貧という単語がよく使われることとなりました。

ボキャ貧がよく使われるようになったということは、つまりは語彙力の無い人が増えたということでもあるのです。

「ボキャ貧」の例文・用例

ボキャ貧

ボキャ貧を使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●私はボキャ貧だから、伝えたいことが伝わっているかが心配。
●僕はボキャ貧だから自信は持てないけど、この作品はとても素晴らしいと想うよ。

SNSでの「ボキャ貧」の使われ方

「ボキャ貧」の類義語

ボキャ貧の類義語は、「描写力が無い」です。

意味は、何かを表現する力が乏しいことです。

ボキャ貧とは、語彙力の不足している様子の意味でした。これを言い換えれば、物事に対する表現力が足りていないこととなります。

つまりは「描写力が無い」こととなり、この言葉がボキャ貧の類義語として挙げられます。

「ボキャ貧」の対義語・反意語

ボキャ貧の対義語は、「言い換え力がある」です。

意味は、様々な言葉に対して言い換える力があることです。

ボキャ貧が語彙力の無い様子を表しているので、反対には「言い換え力がある」という言葉がきます。様々な言葉を言い換える力があるということは、ボキャ貧の対義語となると言えるでしょう。