「ブラクラ」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「ブラクラ」の意味とは
ブラクラとは、あたかもブラウザが壊れたかのようになる現象という意味です。
インターネットを使用中に、突然ブラウザが動かなくなったり画面がおかしくなったりする現象のことを指しています。
ブラクラとはインターネット上のページを閲覧した人を驚かせるための仕組みであり、ウィルスやマルウェアとは異なる存在です。
ウィルスやマルウェアには、パソコン内の個人情報を流出させるなどの仕組みがあります。これに対してブラクラは、ページに過度の負荷をかけるなどして操作を妨害するものです。
両者は違うものではありますが、ブラクラで画面をフリーズしている間に、ウィルスに感染させるなどの手法も存在します。
ブラクラとウィルスは別物ですが、全く関係が無いとは言えないので注意が必要です。
「ブラクラ」の語源
ブラクラの語源は、ブラウザクラッシャーです。
ブラクラとは単に、「ブラウザクラッシャー」を略した言葉となっています。
またブラウザが壊れてしまったような状態となることから、ブラウザを壊すこと(もの)から由来した言葉です。
ブラクラの言葉自体は割と昔から使われており、1990年頃にはすでにブラクラ(ブラウザクラッシャー)として登場していました。
もっともこの頃ではパソコンでのインターネットが主な手段だったため、ブラクラといえばパソコン上のWebブラウザを指していました。
しかし近年ではスマホやタブレットの普及に伴い、このブラクラもこうしたモバイルデバイスのブラウザに対しても使われています。
「ブラクラ」の種類
ブラクラは、その状態や現象からいくつかに分類ができます。
ブラクラの主な現象は、大きくは以下の6つに分類可能です。
こちらはウィンドウが無限に開き続ける状態です。
ウィンドウの閉じるの「×ボタン」を押してウィンドウを閉じても、さらにどんどんウィンドウが開いていきます。
結果パソコンに負荷がかかり、放置しておくとパソコンはフリーズしてしまうのです。
2.フルスクリーン切り替え
ユーザーが操作をしていないにも関わらず、対処のページを開くとフルスクリーンになるブラクラです。
他のページがフルスクリーンで隠され驚くかもしれませんが、キーボードのF11を押すことで元に戻せます。
3.ウィンドウを隠す
自分の意思や操作に関係無く、ウィンドウが動いたり隠れたりするブラクラです。
4.アラート
アラートというブラウザ中に表示される、小さなウィンドウがあります。
こちらは、このアラートが画面いっぱいになるブラクラです。
5.サイト誘導
特定のURLへのアクセスで、自動的にべつのページへ飛ぶように仕組まれたブラクラです。
飛んだ先のページにマルウェア感染の目的があれば、こちらのブラクラは実害が生じるタイプのものとなります。
6.映像や音声の再生
勝手に画像や音声を流すタイプのブラクラです。
ブラクラの中でも、特殊な技術を必要とせず作られやすいものとなります。
グロテスクな画像や、不快な音を勝手に再生されるパターンがほとんどです。
「ブラクラ」の例文・用例
ブラクラを使った例文・用例を紹介します。
●もしもブラクラ を踏んだら、ウィルス感染まで疑うべきだ。
●ウィンドウがやたら開いたからブラクラ かと思ったら、通常使用らしい。
SNSでの「ブラクラ」の使われ方
現代版ブラクラかも
証拠みっしり pic.twitter.com/iZtrKHgSIg— 鉄道が好きな人 @クランBanana milkのリーダです【公式】 (@e531_k401) February 1, 2020
画像ファイル開く度にこんなブラクラ画面が表示されます pic.twitter.com/JXOoPsBdls
— 東京特許許可局許可局長?? (@hisoukan26514) February 1, 2020
「ブラクラ」の類義語
ブラクラの類義語は、「マイクラ」です。
マイクラの意味は、マインドクラッシャーの略でインターネットページ閲覧者を不快にさせることを指しています。
ブラクラよりも限定的な範囲での使い方ですが、意味としては近く類義語に挙げられます。
「ブラクラ」の対義語・反意語
ブラクラの対義語は、「正常なWebページ」です。
意味は、そのまま問題のない正常なWebのページです。
ブラクラは故意に、なんらかの嫌がらせなどの仕掛けを施された(組まれた)ページを指しています。そのため反対語には単に、正常なWebページが挙げられます。