「KP」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「KP」の意味とは
KPとは、乾杯を意味する表現です。読み方は「ケーピー」です。
ひらがなで「けーぴー」と表記することもあります。
「KP」の語源
KPは元々、「乾杯」をローマ字表記「Kan Pai」にし、略語にしたものです。
日本で最初に「乾杯」を発したのは、幕末の1854年です。
イギリスのエルギン伯と井上清直ら幕府の外交官僚は、交渉後に晩餐をすることになりました。
エルギン伯は「我が国では国王の健康を祝して、杯を交わす習慣があるのだが、是非やろうではないか」と提案します。
幕府勢は、日本にない習慣にとまどいますが、ともあれ失礼の無いようにやることにしました。その時、井上清直が突然立ち上がり、「乾杯!」と大きな声で叫び、静かに着席しました。
これが乾杯の起源です。
「KP」の特徴
KPは、友人たちと乾杯をする時に使う言葉です。最近では、Instagramのストーリーや TikTok で「KP動画」をアップするのが人気です。
また、ニコニコ動画やYouTubeの生放送で使用されることもあります。
そこでは、配信者がお酒を掲げてリスナーに向かって「KP」と言います。視聴者はそれに対して「KP」とコメントで返すのが定番です。
一方、SNSでは、「#KP」とハッシュタグをつけて投稿したりします。もちろん、現実の集まりで、「KP!」と言って乾杯する場合もあります。
「KP」普及の背景
KPは動画共有サイトの生配信で使われたのが始まりです。現在では、動画共有サイトにとどまらず広く普及しています。
例えば、KPはギャルに人気の言葉です。2019年の「ギャル流行語大賞」ではKPが1位でした。
ちなみに、2位は「ぴえん」、5位は「語彙力」になります。
「ぴえん」とは、残念な出来事があった時に使用する表現です。可愛く泣いている様子を表しています。「語彙力」とは、語彙力がないの略語です。
また、KPはお酒を呑まない10代にも流行っています。2019年上半期「JC・JK流行語大賞」コトバ部門では、「KP」は2位にランクインしています。
ソフトドリンクで「KP!」です。
「KP」の外国語表現
さまざまな乾杯の表現を紹介します。
- 英語圏では、「Cheers!」と言います。読み方は「チアーズ」です。
- フランスでは、「A votre sante!」と言います。読み方は「アボートゥル サンテ」です。
- ドイツでは、「Prosit!」や「Prost!」と言います。読み方は「プロージット」、「プロースト」です。
- スペイン・メキシコは、「iSalud!」と言います。読み方は「サルー」です。
- イタリアでは、「Cin Cin!」と言います。読み方は「チン チン」です。
「KP」の例文・用例
KPを使った例文・用例を紹介します。
●グラス持った? KPしよー。
●オンライン飲み!KP!
SNSでの「KP」の使われ方
今日は手探りのリモート飲み会!
甘めの卵焼きに生ハムユッケ、これにハイボールが合うと最高なんだがw
ペース抑えながら飲みますw
KP〜♪ pic.twitter.com/rqkW7Y3p5v— お芋さん (@cabbageJoker) May 23, 2020
久々に泡飲みまーす?
KP~~#生大弥pic.twitter.com/VzdzWkYYRE— mame@??️ (@fj_mameee) May 22, 2020
「KP」の類義語
KPの類義語は、「PK」です。
「PK」とは、パンツがくいこんだことを意味する表現です。
主に女子高生が、男子にばれないよう友達間でパンツがくいこんでいることを伝えるために使用します。
「KP」の対義語・反対語
KPの対義語はありませんでした。