「ママカースト」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「ママカースト」の意味とは
ママカーストは、母親集団のなかでお互いの家庭を暗黙のうちに格付けすること を指す言葉です。
家庭の収入や生活レベル、あるいは子供の能力などによって母親集団の内部で各母親が序列化され、母親社会が階層化されることを意味します。
階級の基準としては夫の年収や学歴と言ったものから母親の容姿までさまざまなものが関わっていますが、家庭の収入や夫の職業など社会的地位や経済面での影響が強いことが多いようです。
しかし、明確な基準は決められていないので集団の中で影響力や発言力を持つ「ボス」的存在のママの個人的な解釈によって格付けされることもあります。
ママカーストの上位に位置する一部のママたちが、その立場を利用して自分勝手な行動をしたり、他のママたちが不快な思いをする言動をとったりすることがあり、よくない印象を持っている方が多いです。
また、このママカーストによって「自分はその集団の中で相対的にどの位置にいるのか」を明確にすることもできます。
「ママカースト」の語源
「ママカースト」はインドのカースト制度がもとになっています。
「カースト制度」はインドで昔使われていた身分制度のことで、現在もこの「カースト制度」の名残が残っています。
身分の高い順から、バラモン(司祭)、クシャトリア(貴族)、ヴァイシャ(一般市民)、シュードラ(奴隷)、ダリット(人間以下)という5つの階級に分けられていました。
「カースト」はピラミッド型の階級制度で、生まれながらにして階層が決められているのです。
「ママカースト」の例文・用例
ママカーストを使った例文・用例を紹介します。
●お互いのことを格付けしあう ママカースト はくだらない。
● ママカースト で上位にいるママたちが下位にいるママに嫌がらせをするということが平気で起こっている。
SNSでの「ママカースト」の使われ方
娘ちゃんの幼稚園は土地柄ママカーストが激しいので、それとなくふまけんクリアファイルで先生との書類のやりとりをして、誰か隠れジャニオタママが気づいてこっそり声をかけてくれないか期待してます。
— べるみん (@saki127e) August 25, 2020
めっちゃわかる。
ママ友関係は、本当に子供かよ!?
って呆れるレベルの人がわりといる。
ママカーストにママいじめ、仲間外れにマウント合戦。
子供にやっちゃいけませんと言いながら自分は平気でやる。子供が高校までいき私はそれらから解放され、子供関係なく付き合えるママ友だけが残りました? https://t.co/j6wd7yD325
— 金魚1号 (@kingyo1gou) August 19, 2020
「ママカースト」の類義語
ママカーストの類義語は、「ヒエラルキー」「スクールカースト」などが挙げられます。
「ヒエラルキー」は英語で「hierarchy」と表記し、「ピラビッド構造の階層組織」「階層制度」「階級制度」を意味します。
社会、会社、学校などのさまざまな組織や分野で存在しています。
「ヒエラルキー」は途中でその人の階級が変わることがありますが、「カースト」は生まれながらにして階級が決められているという違いがあります。
また、「スクールカースト」はカースト制度がもとになっている学校内での階級制度のことを指します。
学校の中でも暗黙のうちにお互いを格付けしていることがあります。
クラスの中でも目立つ人や発言力がある人がカーストの上位に位置し、あまり目立たずおとなしい人は下の階級に位置付けられてしまいます。
スクールカーストの下位に位置付けられてしまうと、時には嫌がらせやいじめの対象にされて不当な扱いを受けることもあります。
「ママカースト」の対義語・反意語
ママカーストの対義語は、特にありませんでした。