「メンヘラ」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2020-04-05

「メンヘラ」の意味

メンヘラとは、心に何かしらの問題を抱えている人を指して使用する蔑称です。

対象となる人物は女性の場合が多いため、「メンヘラ女」と使用することもあります。

「メンヘラ」の由来

メンヘラは、「メンタルヘルス@2ch掲示板」に由来します。これは「心の健康」について取り扱う2ちゃんねる(現5ちゃんねる)のスレッドです。

メンタルヘルス板自体には、深刻な精神疾患や精神障害の話題を医学的な見地から生真面目に扱うスレッドや、そのような人たち向けの福祉施設について語るスレッドがあります。

ネット上ではこの板のことを「メンヘル」と略し、その利用者を「メンヘラー」と呼ぶようになりました。その後末尾の長音符 (ー) が省略され、現在の「メンヘラ」となりました。

また、その意味も、「メンタルヘルス板の利用者」というから転じて、心に何かしらの問題を抱えた人を指す言葉として扱われるようになりました。

「メンヘラ」の特徴

メンヘラは、恋愛トークでの頻出単語です。

パートナーが心に病気を抱えていることを指して使うよりも、「重い」「かまってちゃん」のようなニュアンスで使われていたりすることが多いです。

メンヘラの特徴には、極度に寂しさを感じやすく、人との関わりを求めるあまりに、家族や友人、恋人などに依存することが挙げられます。

例えば、依存している相手にメールを大量に送る、電話を頻繁にかける、ヒステリックに怒るなどします。

ときには、親友や恋人など特定の気を許した人物へ過度に依存し、心身共に束縛したがり、束縛を逃れる行動に激しく嫉妬します。報復として自傷を含む過激な破壊活動に出る、といった振る舞いをする者もいます。

実際にメンタルクリニックなどに通院し、治療を受けている場合もあります。

「メンヘラ」使用上の注意

メンヘラには、侮蔑的なニュアンスがあります。当然ながら、メンヘラという言葉自体に強い嫌悪感、拒否感を覚える人もいます。

しかしその一方で、メンヘラは、深刻な心の病気に限定せず「ちょっと性格的に問題がある」 程度の人にも使われる広い意味の言葉です。

「精神疾病」や「精神障害」などの固い言葉に比べたら、当事者にとってまだ救いがある、相談事として使う場合に深刻にならず気軽に使えて便利な言葉だと、肯定的に考える人も中にはいます。

「メンヘラ」の例文・用例

メンヘラ

メンヘラを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

メンヘラ系ネットアイドルの死を悼む
●俺の彼女はメンヘラなんだ。だけど可愛いんだよ。

SNSでの「メンヘラ」の使われ方

「メンヘラ」の類義語

メンヘラの類義語は、「かまってちゃん」です。

「かまってちゃん」とは、かまって欲しくて迷惑なことを起こす人や、常に誰かに相手にしてもらうためにさまざまな奇行を起こす人を指して使用する言葉です。

「メンヘラ」の対義語・反対語

メンヘラの対義語は「ファッションメンヘラ」です。

「ファッションメンヘラ」とは、メンヘラをアピールする人のことです。精神的に病んでいる訳ではなく、好んで病んでいるように振る舞う人を指します。