「モラハラ」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「モラハラ」の意味とは
モラハラとは、倫理や道徳に反した嫌がらせをし、相手を精神的に追い込むことです。
暴言を吐いたり、わざと相手を傷つけるようなことを言ったり、無視したりといった嫌がらせのことをいいます。
ただしモラハラは言葉や態度で精神的に相手を苦しめる行為であって、DVのような身体的暴力は含まれせん。
職場のほか、夫婦間や親子間など、家庭内で起こることが多いです。
「モラハラ」の語源
「モラル」とは、英語の「moral」のことで、倫理や道徳といった意味があります。
「ハラスメント」とは、嫌がらせ、困らせることという意味です。
もともとは、苦しめることや悩ませることという意で使われる、英語の「harassment」からきています。
この二つの言葉を組み合わせると「倫理や道徳に反した嫌がらせ」という意味になります。
「モラハラ」の特徴
具体的に、モラハラ行為にあたる言動の特徴を紹介します。
無視をする
自分の意に反した行動をとったり気に入らないことがあったりすると、徹底的に無視をします。
無視をすることによって、相手に何がいけなかったのか気づかせ、謝罪させようとします。
そうして自分の影響力を誇示することで、安心感を得ます。
否定する
モラハラをする人は人に対して否定的で、自分以外の人間を認めたがりません。
なので相手の価値観や、行動一つ一つに気に入らない点を見つけて否定します。
人格否定のような言葉を吐くこともあり、ちょっとした失敗をしただけで「どうしてできないの?」「なぜ分からないんだ?」「そんなことだからダメなんだ」などと必要以上に問いただしたり、責め立てたりして相手を追い詰めます。
悪口を言う
相手の悪口を言い、精神的にダメージを与えて優位な立場に立とうとします。
また相手にとって悪い噂を周囲に流して孤立させたり、周囲を自分の味方につけようとしたりします。
謝罪しない
モラハラをする人は、謝ることによって自分の立場が相手より下になると考えています。
そのためどれだけ自分に非があったとしても一切認めず、謝罪することはありません。
ときに自分が犯したミスを責任転嫁し相手のせいにすることさえあります。
嘘をつく
相手を貶めるためや見栄を張るために平気で嘘をつきます。
事実でない悪口を言って人間関係を悪化させようとしたり、自分を大きく見せようとします。
気分に波がある
モラハラをする人は気持ちの浮き沈みが激しい人が多く、機嫌が良い時と悪い時とで態度が大きく変わります。
基本的に相手への言動も自分の気分次第のため、機嫌が悪ければ些細なことでイライラし出して怒ったり、かと思えばモラハラをした翌日に急に優しくなったりします。
束縛が強い
恋人や夫婦間の場合、相手が自分から離れていかないよう管理下に置こうとします。
電話やLINEで常に連絡をとろうとしたり、自由な外出の禁止、自分なしで人に会わせないなど極端に行動を制限したりして相手を支配下に置きます。
「モラハラ」の例文・用例
モラハラを使った例文・用例を紹介します。
●自分の夫にモラハラされているとは思わなかった。
●モラハラされてまでその会社にいる必要なんてない。
SNSでの「モラハラ」の使われ方
モラハラ人間は、自分がモラハラだなんて思ってない。自分のやることは「相手のためになる教育」「いいこと」「善行」だと思ってる。モラハラの気持ちを、モラハラされてる側が汲み取ってはいけない。逃げるか戦闘あるのみ。話し合いと和解は幻想です
— ぱぷりこ:『妖怪男ウォッチ』発売中 (@papupapuriko) May 10, 2020
モラハラとか浮気男とかと付き合ってると洗脳されていくし自分がどんどんおかしくなっていく
私は現に別れてからモラハラってことに気づいたし、されてきた発言とか行動とかが当たり前だと思っていたから本当に自分も大概なのかもしれないと思った— がぶたん (@ma_rs___xx) May 16, 2020
「モラハラ」の類義語
モラハラの類義語は「パワハラ」です。
パワハラとは、パワーハラスメントの略で、職場の上下関係を利用してなされる嫌がらせのことです。
モラハラとの大きな違いは、上司から部下、部下から上司へと地位や立場を利用する点と、殴る蹴るなど身体的な暴行を含む点です。
「モラハラ」の対義語・反意語
モラハラの対義語・反意語はありませんでした。