「スイーツ」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「スイーツ」の意味とは
スイーツとは、流行に煽られるばかりの、女性の思考形態を揶揄するという意味です。
「スイーツ」とは、主に「スイーツ脳」のことを指しています。
これはお菓子などのことを、わざわざ「スイーツ」とオシャレぶって呼んでいるような、流行に流されている女性の思考を批判的に表した言葉です。
「スイーツ」は主に「スイーツ脳」を指し、脳を付けることで思想形態を表すのです。
しかし実際に使われる際には「スイーツ(笑)」などと使われ、この「(笑)」には冷笑のニュアンスを込めています。
まさに揶揄するために作られた、ネットスラングの一種ですが、現在では見かけることも少なくなりました。
「スイーツ」の語源
スイーツの語源は、英語の「sweet」であり、ネット上で作られたことが由来です。
「sweet」は甘いお菓子や甘いデザートを指すイギリス圏の言葉ですが、アメリカ圏では「dessert」です。
日本ではもともとカタカナ語として「デザート」が浸透していましたが、2005年頃から女性向け雑誌がこぞって「スイーツ」と言い換え始めました。
このことから「デザート」よりも、「スイーツ」と使う人が増えました。同じ意味で「デザート」が既に浸透しているにも関わらず、マスメディアに流されて「スイーツ」を使う女性たちを揶揄するために作られた言葉なのです。
「スイーツ」の言葉が作られた経緯
スイーツは、ネット掲示板上の男性たちによって作られた言葉です。
「スイーツ」という言葉がマスメディアによって使われ始めた頃、この「スイーツ」を使う女性に対して「自分たちは最先端の言葉を使うイケてる人物」と思い込んでいる女性と、揶揄するために使われ始めました。
そのために馬鹿にするような意味合いとして、「スイーツ脳」や「スイーツ(笑)」として使われたのです。
この言葉を作り出したのはネット上の男性であるため、揶揄する対象が女性となっています。というのも「スイーツ」を作り出した人たちというのは、当時「オタク」や「キモオタ」などと、女性たちに冷遇されていた人たちだったからです。
「スイーツ」の例文・用例
スイーツを使った例文・用例を紹介します。
●彼女はスイーツ (笑)と諦めてたけど、最近のリア充アピールは度が過ぎてるね。
●この雑誌はいかにもスイーツ 脳向けの雑誌だ。
SNSでの「スイーツ」の使われ方
帰宅?
古来よりおやつ(スイーツ笑)は別腹と申しまして・・・ pic.twitter.com/TErB3cFZ74— tora@ (@toramaru0083) January 29, 2020
一週間がんばった自分へのご褒美にスイーツ買っちゃった
中学生の頃に痛いニュース見て「スイーツ笑」って書き込んでた僕、見てますか?
— ぱむろっく (@pamu_lock) January 24, 2020
「スイーツ」の類義語
スイーツの類義語は、「男性版スイーツ脳」です。
意味は、女性に対しての「スイーツ」をそのまま男性版に置き換えたものです。
スイーツは素が女性に向けて作られた言葉なので、男性版スイーツではすこし条件が変わります。
大元の流行に煽られる意味は変わりませんが、その流行の対象が以下となるのです。
- ビジネスや自己啓発の流行語は覚えたらすぐ多用する。
- 「政治や経済に興味がある」アピールが激しい。
- 流行のトレーニングやファッションはすぐに取り入れる。
- 流行りの音楽、スイーツ、イベントなどを「聞くべき」、「食べるべき」、「行くべき」と薦める。
など、いかにもビジネスマンらしい条件が男性版スイーツの条件です。
単に「スイーツ」を男性版に置き換えた形のため、こちらは類義語として挙げることができます。
「スイーツ」の対義語・反意語
スイーツの対義語は、「逆スイーツ脳」です。
意味は、スイーツ(笑)を酷く見下す人です。
一見では類義語に見えますが、掘り下げていくと対義語であることが分かります。スイーツと呼ばれる人を極端に馬鹿にするというのは、女性軽視であるほか自身が流行についていけていない劣等感の裏返しでもあるのです。
流行に流されている様を揶揄する言葉とはいえ、流行に敏感な女性をスイーツと呼びます。
そのため流行についていけない劣等感の裏返しともとれる、この「逆スイーツ脳」はスイーツの反対語として挙げられます。