「壊死」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「壊死」の意味とは
壊死とは、体を構成する組織・細胞・器官などの一部が死に至ること、またはその状態という意味です。
「ネクローシス」とも呼ばれ、血液が行き渡らなくなった部分や、火傷をした部分に起こります。
原因を取り去ったとしても、その細胞や組織が元の状態に戻ることはありません。
「壊死」と「変性」
壊死では、原因を取り除いても、組織や細胞が元に戻ることはありません。
原因を取り除くことで細胞や組織が元に戻れる状態のことを「変性」と言います。
しかし変性の状態は、細胞の中の物質が以上に増えたり、正常であれば存在しない物質が溜まるなど、代謝過程においての病的な状態でもあります。
そのため、変性の状態が長く続く細胞は、やがては壊死に陥ることになるでしょう。
「壊死」によって起こる代表的な病気
組織・細胞の壊死によって起こる病気には、以下のようなものがあります。
特発性大腿骨頭壊死症
指定難病でもある特発性大腿骨頭壊死症は、血流の低下によって、大腿骨頭の一部が壊死し、痛みが発生する病気です。
日本では1年間に2,000~3,000人が発症します。
骨壊死だけでは自覚症状はありませんが、壊死した部分がつぶれて大腿骨頭が圧潰され、痛みが生じて病気に気が付くことが多いようです。
適切な治療や手術によって、痛みのない生活を送れます。
心筋梗塞
心筋梗塞は、喫煙者に多く、日本では年間173万人が発症、そのうちの約20万人が死亡している病気です。
心臓を動かす心筋が壊死し、胸が締め付けられるような激しい胸痛が起きます。
「壊死」の例文・用例
壊死を使った例文・用例を紹介します。
●ステロイドの長期内服は、大腿骨頭壊死を起こすと考えられています。
●昨日保護した猫は、しっぽが壊死していたのだそうです。
SNSでの「壊死」の使われ方
SNSで有名な遠方の大手クリニックで脂肪豊胸後に感染。
40度を超える熱と倍に膨らんだ胸の画像を見て抗生剤だけで治せると思ってんの?脂肪ほぼ壊死してましたよ。
エコー当てて針穴だけで全部洗浄できるクリニックがここにあって良かったですね。
これ全部壊死して膿んだ脂肪です。 pic.twitter.com/47KQKmFLOE— 前田拓摩@美容外科医(形成専門医) (@frontdatak0423) December 10, 2022
捕獲できた猫ちゃん想像を絶する状態でした
リードは小さい頃につけられたものらしく肉に食い込みその部分が壊死し虫が大量にわいていたそうです痛かったね
つらかったね
今までよくがんばったね
キミの為に出来る事は全部やるからね pic.twitter.com/SnH9LR3OEP— 和泉タカト (@izumi_takato) November 21, 2022
「壊死」の類義語
壊死の類義語はありませんでした。
「壊死」の対義語・反意語
壊死の対義語・反意語はありませんでした。