「白癬菌」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「白癬菌」の意味とは
白癬菌とは、水虫やいんきんたむしといった皮膚病の原因となるカビの一種です。読み方は「はくせんきん」です。
「白癬菌」の語源
白癬菌の「白癬」とは、皮膚糸状菌というカビ(真菌)によって生じる感染症の総称です。足にできる「足白癬」は通称「水虫」として日本人の5人に1人が罹患している感染性の皮膚病です。
皮膚糸状菌が引き起こす感染症には白癬以外にも存在しますが、日本では見られないため、皮膚糸状菌のことを「白癬を起こす菌」という意味で「白癬菌」と呼んでいます。
「白癬菌」が引き起こす感染症
日本において白癬菌が引き起こす最も有名な感染症が「足白癬」で、別名「水虫」と呼ばれています。
足の裏や指の間に水疱ができて皮がむけたり、指の間が白くふやけたり、かかとを中心に角質化したりといった様々な症状が見られます。強い痒みを伴うことが多いですが、痒みを感じない場合もあります。
白癬は体のどの部位にできるかで名称が変わります。足白癬の他には「手白癬(手の水虫)」「爪白癬(爪水虫)」「股部白癬(いんきんたむし)」「体部白癬(ぜにたむし)」「頭部白癬(しらくも)」といった名称が使われています。
部位によって症状は異なりますが、痒みを伴う水疱ができたり、赤く腫れたり、爪が白く濁ってボロボロになるなどの症状がよく見られます。
「白癬菌」に感染しないようにするには
水虫などの白癬は、白癬菌に感染した人から剝がれ落ちた角質に接触するなどして、白癬菌が皮膚に付着することが原因となります。
しかし即座に感染するわけではなく、白癬菌が好む環境でない場合は症状は現れません。
白癬菌は高温多湿で、皮膚に汚れが残っている場合に繫殖しやすくなります。そのため、こまめに足を洗い流したり靴下を履き替えるなどして足を清潔に保ったり、長時間靴を履き続けるなどの蒸れやすい環境を作らなければ、白癬菌には感染しづらくなります。
「白癬菌」の例文・用例
白癬菌を使った例文・用例を紹介します。
●夏は白癬菌にとって好都合な季節だから、足をこまめに拭いたりするといいよ。
●白癬菌による皮膚病はポピュラーなものなんだね。
SNSでの「白癬菌」の使われ方
爪水虫は市販薬で治せないので、必ず病院への受診勧奨。よくエクシブWが大きく『爪』と書いてあるので、爪水虫治せるんじゃないか?と勘違いされますが、爪水虫は白癬菌が爪の奥深くまで入ってしまっているから、通常の塗り薬じゃ届かない。処方薬での治療がマストなのは知っておきたい! pic.twitter.com/nVdw0PYPcX
— 市販薬のセキグチ@登録販売者ブロガー (@shihanyakuseki) October 16, 2021
診察終了ー。おしりの痒い所の細菌を顕微鏡で確認したらカビ(白癬菌)がいるとの事。先生と話してみても「これが原因か」というのはわからず。とりあえず、今使ってる市販薬は使用中止して処方された塗り薬を1週間使って様子見。良くなるといいなぁ。
— きっちゅ (@ricchan37) October 11, 2021
「白癬菌」の類義語
白癬菌の類義語は、「皮膚糸状菌(ひふしじょうきん)」です。
水虫などに代表される「白癬」という皮膚病の原因菌で、白癬菌の別名です。
皮膚糸状菌が引き起こす感染症には白癬の他、黄癬、渦状癬が存在しますが、日本では見られません。
「白癬菌」の対義語・反意語
白癬菌の対義語・反意語はありませんでした。