「アドボケイト」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「アドボケイト」の意味とは
アドボケイトとは、介護や看護、福祉の現場において、権利主張のできない子供や障害者、寝たきりの人などに代わってその権利を主張し支援する人という意味です。
「アドボケイト」の語源
アドボケイトという言葉は、元々ラテン語の「アドボカトゥス(advocatus)という言葉からきています。これは、他者に代わって権利を主張し守る「弁護人」という意味を持ちます。
そこから派生した英語である「advocate」は、「擁護」「支援」「代弁」といった意味で使われ、その活動を実行する人のことも指すようになりました。
「アドボケイト」の役割
福祉や看護の分野には様々な原因によって支援を必要としている人がいます。中には、自分の意思をうまく言葉にできない小さな子供や、寝たきりの高齢者や患者、障害を抱えていて自己主張ができないといった人も多く存在します。また、DVなどの被害を受けながらもどう行動していいかわからないといった人も含まれます。
その人達が当たり前に持つ権利をきちんと守りつつ、対象者の意見を尊重しながら、その権利を行使できるよう周囲に働きかけるのがアドボケイトの大切な役割です。
「アドボケイト」の派生パターン
アドボケイトと似た言葉に「アドボカシー」という言葉があります。
これは、支援や介護などの対象者に代わって、代理人や支援者がその権利や意志を主張する行為自体を指します。さらにその権利を実現する機能のことを表す場合もあります。
また、「セルフアドボカシー」とは「自己権利擁護」とも呼ばれ、障害などがある当事者自身が自分の権利や意思を主張し、実現するために行う活動のことを指します。
「アドボケイト」の例文・用例
アドボケイトを使った例文・用例を紹介します。
●看護師として、アドボケイトという立場として、患者さんに寄り添います。
●DVの被害者を専門に扱うアドボケイトとして活動しています。
SNSでの「アドボケイト」の使われ方
アドボケイトっていう立場はいいなぁ…カウンセラー技能を身につけたいっていう気持ちもある。やれることはいっぱいあるな?
— 龍 (@sirenetta_0304) August 18, 2021
「もし友達や家族が DV の被害にあっていると言ったら、まず信じることです。」
家庭内暴力・性暴力被害者のための日系人専門アドボケイトのひろこさんが寄稿してくださったコラムに、改めてアクセスが増えています。#DV被害#アメリカhttps://t.co/7srHgT4jgp
— シアトル日本語情報サイト???「ジャングルシティ」 (@junglecity) August 19, 2021
「アドボケイト」の類義語
アドボケイトの類義語は、「アドボケーター」です。
こちらもアドボケイトと同義で使われることがあります。
「アドボケイト」の対義語・反意語
アドボケイトの対義語・反意語はありませんでした。