「ア・カッペラ」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「ア・カッペラ」の意味とは
ア・カッペラとは、楽器の伴奏のない合唱曲という意味です。「ア・カペラ」とも表記します。
「ア・カッペラ」の語源
ア・カッペラの語源は、イタリア語の「a cappella」です。
「cappella」というのは「聖堂・礼拝堂=チャペル」のことで、「a cappella」は「聖堂で、礼拝堂で」と訳されます。
元々の意味は教会で演奏されていた教会音楽そのもののことを指し、必ずしも無伴奏というわけではありませんでした。
ただ、音が反響しやすい教会で伴奏をつけて歌うと歌詞が聞き取りづらくなることから、だんだんと伴奏は最低限のものになっていき、「教会音楽=伴奏がない」というイメージが定着していったのです。
そこから、教会音楽に限らず伴奏のない合唱曲、または伴奏をつけずに歌唱することそのものを指す言葉として使われるようになりました。
「ア・カッペラ」の表現の広がり
ア・カッペラは元々の「教会音楽」の簡素化に伴うイメージから「無伴奏の歌唱」のことを幅広く表す言葉となりました。
そのため、教会音楽とはかけ離れたポップスのジャンルでも使われるようになったのです。
1人で終始伴奏のない曲を独唱すること、曲の中で伴奏が途切れる「ブレイク」の部分で歌唱することも「ア・カッペラ」に当たります。
また、5~6人でグループを作って声だけでリズムやベース、主旋律とのハーモニーを奏でるスタイルは日本でも人気が高く、有名なグループとしては「ラッツ&スター」「ゴスペラーズ」「Little Glee Monster」といった名前が挙げられます。
この中の「ゴスペラーズ」の由来である「ゴスペル」とはアメリカの黒人教会で歌われる歌から派生した音楽ジャンルのことで、必ずしも無伴奏で歌われているわけではありません。
「ア・カッペラ」の例文・用例
ア・カッペラを使った例文・用例を紹介します。
●彼のア・カッペラはスッと胸に染み込んでくるね。
●ライブの一曲目がア・カッペラだったから感動しちゃった。
SNSでの「ア・カッペラ」の使われ方
一回、ア・カッペラでうたってもらっていいですか?
— (∙̆.̯∙̆) (@C_hunkack_M) May 10, 2021
このア・カペラも好き
というか好きじゃないa cappellaがない。
ア・カペラで拍手求めてほんとにすごい。お客さん走りがちだから怖くて振りづらいはずなのに。ずらさない自信が生まれるほど練習せてるんだろうな。— 鷹美 (@U5cndecFbziWtNo) May 4, 2021
「ア・カッペラ」の類義語
ア・カッペラの類義語は「アカペラ」です。
日本ではこちらの表記・発音で表現することが多いです。
「ア・カッペラ」の対義語・反意語
ア・カッペラの対義語・反意語はありませんでした。