「ヌガー」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「ヌガー」の意味とは
ヌガーとは、砂糖やはちみつを煮詰めて冷やし固めた柔らかな飴菓子のことです。
「ヌガー」の語源
ヌガーの語源は、フランス語の「nougat」です。
これはラテン語でクルミを意味する「nux」から派生して出来た言葉です。
ヌガーにはクルミをはじめとしたナッツ類を加えてつくるため、この名前が定着しました。
紀元前のアラブで作られたヌガーの元祖となるお菓子が中国へ渡り、その後ヨーロッパにも広まりました。
18世紀にはフランス南部のモンテリマールという町で作られるようになり、現在ではこの町の銘菓となっています。元々はクルミが用いられていましたが、モンテリマールではこの地域で栽培されるアーモンドを使うようになりました。
「ヌガー」の作り方
モンテリマールの家庭では、下記のような手順でヌガーを作っています。
- アーモンドとピスタチオを炒っておく
- 水、はちみつ、砂糖を鍋で煮詰める
- 卵白をミキサーにかけてメレンゲをつくり、そこに②を入れてまぜる
- ナッツを加えて混ぜ合わせ、型に入れて冷やし固める
伝統的な「モンテリマールのヌガー」と名乗って販売する場合には、材料の量や質に厳格な決まりがあります。
そうでない場合は、様々にアレンジして作られています。
「ヌガー」の種類
ヌガーの種類をいくつかご紹介します。
ヌガー・ブラン
白いヌガーのことで、モンテリマールのヌガーはこの一種です。
ヌガー・ノワール
砂糖とはちみつを白濁させないことでできる、茶色のヌガー。黒ヌガーとも呼ばれます。
「ヌガー・ド・プロヴァンス」という、プロヴァンス地方のヌガーはこれの一種で、ナッツの他にコリアンダーやオレンジエッセンスなどが加えられます。
牛軋糖
ニョーガータンと読み、台湾ヌガーとも呼ばれます。
ミルク風味であるのが特徴で、ドライマンゴーやドライパイナップルが入っているものも多く見られます。
ヌガー・グラッセ
ヌガーに似せて作られた、イタリアンメレンゲと生クリームで作られた冷たいデザートです。煮詰めたグラニュー糖と水にナッツをからめた「ヌガティン」が使われています。
「ヌガー」の例文・用例
ヌガーを使った例文・用例を紹介します。
●色々なレシピがあるけど、本場モンテリマールのヌガーをぜひ一度食べてみたいな。
●ドライフルーツの入ったヌガーも美味しいね。
SNSでの「ヌガー」の使われ方
アメリカのピーナッツとヌガーたっぷりなエンゼルパイ的なお菓子「グーグークラスター」が気になる。
ずっと「Googleクラスター」に空耳してたわ。物騒な名前だ。 pic.twitter.com/qiCH6xIY6n— おゆきこ (@snow_seaside) January 25, 2021
あったかい部屋で、たっぷり紅茶を淹れて、SUGiTORAアイスサンド、ミルクとショコラをばくり。ぶあつい!けど、やわらかい。上はナッツの香りのダコワーズ、下はココアクッキー、ラズベリージャムとヌガーも入っていて酸味と食感が楽しい。あっという間になくなった…かわいい袋を眺める。 pic.twitter.com/TNfRyrAiOt
— 千早茜 (@chihacenti) February 1, 2021
「ヌガー」の類義語
ヌガーの類義語は、「キャラメル」「トゥロン」です。
キャラメルは砂糖と牛乳、バターなどを煮詰めてつくられたソフトキャンディーの一種です。
トゥロンもヌガーの一種で、スペインやイタリアで作られたものの名称です。
「ヌガー」の対義語・反意語
ヌガーの対義語・反意語はありませんでした。