「パンデミック」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「パンデミック」の意味とは
パンデミックは、感染症が地域や国にまたがって世界的に流行すること・世界的に流行する感染症のことを意味します。この場合、特に致死性の高い感染症を指します。
日本語では、「汎発流行」または「感染爆発」と表現されます。
「パンデミック」の語源
「パンデミック」は英語の「pandemic」をカタカナ表記にしたもの。
英語の「pandemic」は名詞としての意味と形容詞としての意味があります。
形容詞として使われる場合は、「世界的に広がる・汎流行の」という意味になり、名詞として使われる場合は、「世界的流行病」という意味になります。
パンデミックの語源は、ギリシャ語の「pandēmos」です。
「pan」は全て、「dēmos」は人々を意味し、感染症が一部の地域にとどまらず、世界中に広がることを指しています。
感染症のパンデミックは人類の歴史に大きな影響を与えてきました。
「パンデミック」の発生
歴史上パンデミックが発生した例としては、「天然痘」、「黒死病(ペスト)」、「コレラ」などがあります。
また、最近の例としては、「新型コロナウイルス感染症(CODIV-19)」が挙げられます。
これは、2019年11月に中国湖北省武漢市で初めて確認された感染症で、高熱や咳、嗅覚や味覚の麻痺、肺炎などの症状が発生します。
重症の場合は、呼吸不全が起こることもあり、高齢者や基礎疾患がある人は重症化のリスクが高いとされています。
飛沫感染または接触感染により感染し、特に密閉空間における小規模な感染者集団(クラスター)が感染を拡大すると考えられています。
新型コロナウイルス感染者は急速に世界中に拡大し、多くの感染者・死亡者が出ています。
感染症流行の規模の大きさについて
感染症の流行は、その規模によって、「エンデミック」、「エピデミック」、「パンデミック」に分類されます。
この中で最も規模が大きいものが「パンデミック」です。「パンデミック」は国や一部地域という境界を超えて世界的な規模で感染症が流行することを意味します。
「エピデミック」は「パンデミック」の次に規模が大きいもので、特定の地域や集団において、特定の一時期、通常予測される以上の感染症が流行することを意味します。
特に、突発的な通常の発生頻度を超えた感染症の発生を「アウトブレイク」といいます。
3つの中で最も規模が小さいものを「エンデミック」といいます。これは特定の地域や集団において、ある程度感染が見られる状態のことで、「流行」以前の段階といわれています。
限定的な範囲で、感染者数も比較的少なく、拡大スピードも比較的遅い状態です。
「パンデミック」の例文・用例
パンデミックを使った例文・用例を紹介します。
●新型インフルエンザが パンデミックをおこす可能性が高い。
●特に発展途上国では、 パンデミックは深刻な問題である。
SNSでの「パンデミック」の使われ方
新型コロナで、スウェーデンの対応を褒めてる人がいるけれど、人口が1000万人位で6000人死んでいるのだから、褒めたものじゃないよ。何もしなければ、集団免疫がついて、どんなパンデミックもいずれ収まるけど、死者を減らす方途があるなら、減らした方がいいよ。
— 池田清彦 (@IkedaKiyohiko) August 10, 2020
世界から見れば
日本の数字は悪くないそれを報道しないのは間違い
NHKは一応報じましたが日本のマイナスを強調するのではなく、世界的にマイナスで日本は他国より良い部分を強調すべきパンデミックの状況下でプラスに転じるのは不可能に近いんだから https://t.co/HynxG0aYHi
— ゆう (@japanlovepower) August 17, 2020
「パンデミック」の類義語
パンデミックの類義語は、「汎発流行・感染爆発・アウトブレイク」などがあります。
「パンデミック」の対義語・反意語
パンデミックの対義語は、「エンデミック」です。