「パトロン」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「パトロン」の意味とは
パトロンとは、大きく分けて3つの意味があります。①雇い主、保護者、主人 ②芸術家や芸能人の後援者(支援者)。ひいき。③異性に経済的な援助をして生活の面倒を見る人。という意味です。
③については、「水商売をする女につく旦那」と表記している辞書もあります。現在は、貢いでくれる相手やその相手と肉体関係を持ったことを示すような、良くない意味合いで使われることが多いようです。
ですが、もともとはよく使われる「貢ぐ」とは若干のちがいがあります。パトロンという言葉が普及する前は、「夕暮れ族」や「愛人バンク」といった言葉が同じ意味で使われていました。
これら二つの言葉は、現在の若者にあまり伝わらないので死語となっています。ですが、パトロンについては現在もビジネスやゲーム・ネット上で、スポンサーといった意味合いで使われています。
また、「パトロンを探す活動」のことを「パト活」と呼ぶことがあります。近頃多く耳にするようになった「パパ活」も「パト活」をもじった言葉だと考えられます。
パトロンと同じころに普及した言葉に「援助交際」があります。下記のパトロンの語源を見ていただければ、本来「パトロン」は健全な意味での経済的支援者だとわかると思いますが、この「パトロン」に性的な関係がプラスされると「援助交際」になる、というのが細かな線引きです。
しかし、とてもあいまいな線引きで、良くない意味で認識している人も多い言葉なので、実際に使うときは誤解のないように詳しく状況を付け加える注意が必要です。
「パトロン」の語源
パトロンの語源は、ラテン語のパテル(pater)、父という意味から派生したものです。
そして同じくラテン語に「利益を与える者」パトロヌス(patronus)という言葉があります。この二つが発展し、「パトロン」といわれるようになりました。
語源を知れば、本来は健全な意味がメインだったことがわかりますね!
フランス語のPatronがカタカナ言葉として広まったという話もありますが、英語やフランス語のPatron, イタリア語のPatronoなども元をたどればラテン語のパテルに行きつきます。
「パトロン」の例文・用例
パトロンを使った例文・用例を紹介します。
●才能のある芸術家のパトロン になった。
●企業がパトロン として活動を支えてくれた。
SNSでの「パトロン」の使われ方
パトロン100人突破しました!プロジェクトホースを引退競走馬杯に出場させたいです!ご参加お願いいたします。
◯パトロン150人突破で引退競走馬杯出場のためのトレーニングを開始します。
◯パトロン200人突破で引退競走馬杯に出場します。https://t.co/7DphPHjzbE— 馬旅 Official | 馬に乗ると旅はもっと楽しくなる。 (@umatabi_joba) February 6, 2020
Twitterではスポンサー的な意味で多く使われ、Instagramでは経済的援助をしてくれる異性という意味でハッシュタグを使った投稿が多くみられます。
「パトロン」の類義語
パトロンの類義語は、「スポンサー」「後見人」「後ろ盾」などです。
意味は、力を貸して助けてくれる人のことです。
「パトロン」の対義語・反意語
パトロンの対義語は、ありませんでした。