「リーディングヒッター」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「リーディングヒッター」の意味とは
リーディングヒッターとは、各シーズンの各リーグにおいて、最も打率の高い選手のことです。
「首位打者」と同じ意味です。
また、英語圏では「leading hitter」は使われておらず、「Batting Champion」が一般的です。
日本プロ野球では、打撃部門のタイトル(賞)として、今シーズンで最も打率の高い選手に対して『首位打者』が与えられます。
一般的に、この首位打者に選ばれた選手が「リーディングヒッター」と称えられます。
セントラル・リーグ、パシフィック・リーグともに各一名を選出し、リーグからは表彰および賞金が授与されます。
首位打者を獲得した際の賞金は100万円と言われています。
ただし、首位打者に選出されるための条件として、最高打率を記録することのほかに、(例外を除き)規定打席(※)を満たしていなければなりません。
(※規定打席とは、打撃ランキングに記録されるために必要な打席数のことです。)
また、首位打者以外の打撃部門のタイトルとして「最多本塁打」「最多打点」があります。
これら3タイトルを同時で獲得した選手は「三冠王」と呼ばれ、これは日本プロ野球における打者の最大の名誉であると認識されています。
ちなみに、過去には「首位打者」「リーディングヒッター」のほかに「打撃王(だげきおう)」という呼称もありました。
この呼称が使われていた所以は、1949年に公開された米国の映画『The Pride of the Yankees』の邦題が『打撃王』だったため、と言われています。
「リーディングヒッター」を巡る問題
首位打者を選出するための指標は「打率」ですが、必ずしも打席数の多い選手が有利になるとは限りません。
むしろ毎試合、安定したパフォーマンスを発揮できなければ、打率が下がるリスクを孕んでいます。
そのため、シーズン終盤になると高打率を維持するために打席に立たせないこともあり、度々、首位打者を巡る問題として野球ファンの間で議論が繰り広げられることがあります。
ちなみに、他の打撃部門のタイトルである「最多本塁打」「最多打点」は率ではなく本数を評価するため、打席に立つチャンスが多ければ多いほど有利です。
規定打席に達していなくても「リーディングヒッター」になれる?
首位打者に選ばれるためには、まず規定打席を満たしている必要があります。
ただし「例外規定」として、規定打席に達していなくても、不足分を全て凡打とみなして打率を算出した結果、全選手よりも最も打率が高ければ「首位打者」として認められます。
とは言え、この例外規定の適用を受けて首位打者に選ばれる可能性はごく小さいと言われています。
現にプロ野球の一軍において前例はなく、二軍にあたるイースタン・リーグとウエスタン・リーグでは数例の記録に留まります。
「リーディングヒッター」の例文・用例
リーディングヒッターを使った例文・用例を紹介します。
●今年のリーディングヒッターはどの選手になるかな?
●規定打席に達しなかったのでリーディングヒッターに選出されなかった。
SNSでの「リーディングヒッター」の使われ方
もう、お見事としか言いようがない
これこそ正にリーディングヒッターですね pic.twitter.com/cb9HsMu29b
— まッくま@竜党垢? (@m_vaj6) April 17, 2022
リーディングヒッター大島ありがとう?
勝野もナイスピッチありがとう!!#中日ドラゴンズpic.twitter.com/8r0IhWmsz2— ぜにがめ (@EpJOIB1M8V3F4kV) April 13, 2022
「リーディングヒッター」の類義語
リーディングヒッターの類義語はありませんでした。
「リーディングヒッター」の対義語・反意語
リーディングヒッターの対義語・反意語はありませんでした。