「スピリッツ」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「スピリッツ」の意味とは
スピリッツとは、世界的には蒸留酒全般、日本の酒税法では、ウイスキー、ブランデー、焼酎を除く、エキス分2度未満の蒸溜酒のことです。
スピリッツは、原材料に酵母を加えてアルコール発酵させたものを蒸留して造ります。一般的なスピリッツのアルコール度数は40〜50度が多いですが、中には90度を超えるものもあります。スピリッツは高温で熱して造ることやアルコール度数の高さから、「火の酒」と称されています。
「スピリッツ」の語源
スピリッツの語源については諸説あります。一説には、英語の「spirit(スピリット)」には「精神」という意味があるため、精神に働きかけるような「火の酒」に「spirits(スピリッツ)」を当てたのではないかといわれています。蒸留酒を表す際はこのように複数形として使われます。
4大スピリッツとは
スピリッツの中でも特に、ジン、ラム、ウォッカ、テキーラは「4大スピリッツ」と呼ばれており、カクテルベースとして愛されています。
ジンの特徴
小麦や大麦、芋類などを糖化、発酵、蒸留した後、ドライフルーツや草根木皮を加えて再蒸留します。無色透明で、植物の香りとすっきりとした味わいが特徴です。
ラムの特徴
サトウキビのしぼり汁から不純物を取り除いた「糖蜜」か、砂糖を生成したあとに残った「廃糖蜜」を発酵、蒸留させて造ります。甘い風味と柔らかい口当たりが特徴です。
ウォッカの特徴
大麦・ライ麦・ジャガイモ・トウモロコシなどを糖化、発酵、蒸留した後、白樺などの活性炭で濾過します。不純物や雑味成分が取り除かれ、クセが少なく、クリアな味わいが特徴です。
テキーラの特徴
アガベの一種である竜舌蘭(りゅうぜつらん)を糖化、発酵、蒸留して造ります。テキーラは原材料の配合や熟成期間によってフレッシュな味わいやまろやかに熟成した味わいに変化します。
リキュールとの違い
スピリッツがエキス分2度未満の蒸留酒であるのに対し、リキュールは、スピリッツに果実や花、薬草、香草などで風味づけをし、さらに甘味料を加えたアルコールであるため、エキス分が2度以上の蒸留酒を指します。
「スピリッツ」の例文・用例
スピリッツを使った例文・用例を紹介します。
●スピリッツの中で何が好き?
●初心者でも飲みやすいスピリッツは何?
SNSでの「スピリッツ」の使われ方
ローズスピリッツ(memento mori)
7種類以上の薔薇の香りをウォッカに移した薔薇のスピリッツ?花のカクテルを研究・発表するプロジェクト『花酒研究所』より pic.twitter.com/29gneh1UPk
— E.F.Lab エディブルフラワー研究所 (@E_F_Lab) March 19, 2022
還暦祝いの酒は鳳凰美田の米のスピリッツ。42度。 pic.twitter.com/hiklOAPATI
— 井上正治 (@inouemasahal) March 28, 2022
「スピリッツ」の類義語
スピリッツの類義語は蒸留酒です。世界的には同じ意味ですが、日本の酒税法では、スピリッツはより狭い意味として使われます。
「スピリッツ」の対義語・反意語
スピリッツの対義語・反意語はありませんでした。