「トレチノイン」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「トレチノイン」の意味とは
トレチノインとは、ビタミンAの構造を変えたものを指します。ビタミンAの構造を変えることで、ビタミンAの効果を強めたり、ビタミンAを貯留しやすくしたりしています。その機能の活発さはビタミンAの約100倍といわれています。
トレチノインは誰でも血液中にごく微量流れているため、抗原抗体反応を起こしたり、アレルギー反応を起こしたりすることはまずありません。
トレチノインは米国ではシワやニキビの治療薬として認可されていますが、日本では認可されていません。
「トレチノイン」の働き
トレチノインの働きは主に次の3つです。
表皮のターンオーバーを促進させる
肌の生まれ変わり(ターンオーバー)を促進します。表皮に溜まったメラニンの排出を促すことで、シミが改善されます。角質が剥がれることで毛穴の詰まりを改善し、ニキビに対する治療効果も期待できます。
皮膚にヒアルロン酸を沈着させる
表皮の細胞間や角質にヒアルロン酸の沈着を促すため、小ジワを目立たなくさせます。
コラーゲン繊維を増やす
真皮のコラーゲン繊維をつくる細胞を活性化し、肌の弾力を高めます。
「トレチノイン」使用時の注意点
「トレチノイン」を使用する際は以下の点に気をつけましょう。
レチノイド反応
トレチノインを塗ることで肌のターンオーバーが促進され、角質の排出が活発になるため、使用してから1~3日で皮が剥けることがあります。また、それによって刺激を感じやすくなり、赤みや痒み、乾燥といった症状が見られます。これを「レチノイド反応」と呼びます。これはアレルギー反応ではなく、肌が慣れてくるに従い自然に収まることが大半ですが、もし皮膚炎になってしまった場合は主治医と相談するようにしましょう。
胎児の催奇形性
内服に比べると極めて稀ではありますが、塗り薬であっても、胎児に奇形が起こる可能性があります。そのため、妊娠中もしくは妊娠の可能性がある場合にはトレチノインは使用できません。授乳中の場合も同様に使用できません。妊娠前の場合、トレチノインを使用している間は避妊をする必要があります。
使用期限について
トレチノインは酸化されやすいため、使用期限や保管方法を誤ると効果が期待されなくなります。
「トレチノイン」の例文・用例
トレチノインを使った例文・用例を紹介します。
●トレチノインは肌の若返り薬として知られている。
●トレチノインを処方されて数日でレチノイド反応が出た。
SNSでの「トレチノイン」の使われ方
トレチノイン0.1%を5年間継続使用した方の肌?
日本人は白人と比較すると角質層が3分の2程しかないので、さすがにトレチ0.1%の継続使用はあまりお勧めしないけど、
ピュアレチノール配合化粧品(0.1%以上)の使用継続は今から直ぐに出来るベストなエイジングケア。 pic.twitter.com/rnpO36z4c0— KyoN @美肌研究家? (@kyonvlog) October 9, 2021
最近レチノールの話題多いな。一年以上トレチノイン使ってるけど、ニキビは確実に減った。生理前は未だに少し肌荒れするけど明らかに改善したと実感できる。トレチノインは小皺にも有効ってよく読むけど、それはあんまり実感出来てない。もう一つ確実に言えるのはドライアイ悪化したこと笑
— ゴボ齧歯目 (@uchacha19) October 7, 2021
「トレチノイン」の類義語
トレチノインの類義語は、「レチノイン酸」です。意味はトレチノインと同様です。
「トレチノイン」の対義語・反意語
トレチノインの対義語・反意語はありませんでした。