「曳き運動」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「曳き運動」の意味とは
曳き運動とは、競走馬のトレーニングのひとつで、引き網を曳いて歩行させる運動のことです。「引き運動」と表記することもあります。
「曳き運動」の概要
競走馬は普段、トレーニングセンターでレースに向けた調教や管理を受けて過ごしています。様々な形態のコース以外にも、プールや軽い運動をするための馬場があり、曳き運動はコースでの調教の前後などに馬場で行われるトレーニングとなっています。
「曳き運動」以外の運動
曳き運動の他にも、「乗り運動」や「追い運動」といったトレーニングがあります。
乗り運動はコースでの調教の前にスタッフが競走馬に乗って馬を歩かせたり軽く走らせたりすることで、体をほぐす目的で行われます。
追い運動は、日本の狭い放牧地では放牧量が少なくなってしまうため、馬場にいる集団の馬を追い立てることで、運動量を補う目的があります。
「曳き運動」の目的
曳き運動は競走馬の世話をする厩務員(きゅうむいん)によって、引き網を引いて馬場を歩かせる運動です。これは単なる散歩ではなく、調教前後のウォーミングアップでもあり、馬との重要なコミュニケーションでもあります。
曳き運動をすることで馬の歩様や調子をチェックし、脚部になんらかの不安や不具合がある場合はその早期発見にもつながります。そのため、休日以外は基本的に毎日行われています。
また、引き網を引いてリズムよく人間と一緒に歩くことで、人間との主従関係を覚えさせる目的もあります。
「曳き運動」の例文・用例
曳き運動を使った例文・用例を紹介します。
●曳き運動の様子を見る限りだと、今日は調子も良さそうですね。
●厩務員になって初めて競走馬の曳き運動を担当します。
SNSでの「曳き運動」の使われ方
コントレイルの曳き運動。
こういう時にこういう馬の動きを目に焼き付けておきたいものです。一流馬の動きの柔らかさ、しなやかさを。いい馬の動きはいつ見ても見るだけで楽しいものです。
pic.twitter.com/fTYsDMuoIA— Mitsuoki Numamoto (@mitsuoki) September 17, 2020
セラピア。オーナーズ更新。右前脚の球節部の腫れは若干残っているものの、体温は落ち着いており大事に至らなかったとのこと。現在は曳き運動で調整中。明日山元トレセンへ放牧し、立て直しを図る予定。
— ブエナビスタ (@buena_vista23) May 20, 2020
「曳き運動」の類義語
曳き運動の類義語は、「曳き馬(引き馬)」です。
こちらも曳き運動と同義で使われることがあります。
「曳き運動」の対義語・反意語
曳き運動の対義語・反意語はありませんでした。