「常歩」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「常歩」の意味とは

常歩とは、馬の歩き方の一種で、最も速度が遅い歩法のことです。読み方は「なみあし」ですが、「じょうほ」と読む場合もあります。

「常歩」の概要

馬術では、馬の歩き方や走り方のことを「歩法(ほほう)」と呼んでいます。
歩法は大きく分けて「対称歩法」と「非対称歩法」に分かれ、「常歩」は対称歩法のひとつです。それぞれを解説します。

対称歩法

左右の四肢の動きが対照的な歩法のことです。
例えば常歩であれば右後肢→右前肢と動いたあと左後肢→左前肢という風に動きます。
常歩より少し速いのが「速歩」で、常歩と同じ順番で四肢を動かしますがその着地時間が短くほぼ2拍子で移動するため、小走り程度の速さになります。

非対称歩法

左右の四肢の動きが対照的でない歩法のことです。
「駈歩(かけあし)」は3本の脚が地面について支える→残りの1本で地面を蹴る→全ての四肢が地面を離れるという動きを繰り返し、3拍子で軽やかに移動します。
それよりも速い「襲歩(しゅうほ)」は全速力で疾走する際の歩法で、競馬のレースで見られるのはこのフォームです。
同時に地面につく脚は2本までで、歩幅が広いため速度もあがります。

常歩→速歩→駈歩→襲歩の順で速度があがるため、「常歩」は一番遅い歩法になります。この4つは馬の基本歩法になりますが、これ以外に特殊な歩法も存在します。

「常歩」の特徴

常歩の特徴は、四肢が全て地面から離れている「空間期」をつくらずに、右後肢→右前肢→左後肢→左前肢という順番を繰り返して移動することです。
速度は1分で110メートル、時速6.6キロメートルほどなので、人間が歩くよりは速い速度となります。
常歩で移動する際の馬は頭を上下左右に大きく動かし、騎乗している人間には腰が前後に軽く揺れるくらいの振動があります。

競馬においては、パドック(下見所)での移動などは常歩で行われます。
また、常歩の動きによって馬の健康状態やレース前の調子をチェックすることができます。

「常歩」の例文・用例

常歩

常歩を使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●レース前に常歩の具合をよく観察しよう。
常歩なら初心者でも揺れが少なくて乗りやすいよ。

SNSでの「常歩」の使われ方

「常歩」の類義語

常歩の類義語は、「並足」です。
常歩と同じ意味で使われることがあります。

「常歩」の対義語・反意語

常歩の対義語は、「襲歩」です。
常歩と反対の非対称歩法であり、速度の速い歩法です。