「落鉄」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「落鉄」の意味とは
落鉄とは、競走馬に装着した蹄鉄(ていてつ)が外れ落ちるという意味です。読み方は「らくてつ」です。
「落鉄」の概要
競走馬は、「蹄鉄(ていてつ)」と呼ばれる器具を足に装着することで蹄(ひづめ)を損傷から保護しています。これは人間でいう靴に相当するものです。
蹄鉄は「装蹄師(そうていし)」によって蹄に打ち込まれるので簡単には外れないようになっていますが、稀にレース前やレース中に外れることがあります。
「落鉄」のレースへの影響
JRA総合研究所の出した統計によると、レース中の落鉄によるレース結果への影響はほぼないと判断されています。
しかし、騎手などがレースの敗因に落鉄を挙げる場合も多く、大きなレースにおいて有力馬が落鉄して敗れることもあるため、実際には少なからず影響はあると考えられています。
「落鉄」の実例
落鉄に関する有名な事例として「イソノルーブル落鉄事件」が挙げられます。
これは、1991年4月7日に京都競馬場にて開催された桜花賞のレースで、スタート前にイソノルーブルというその日1番人気である競走馬の蹄鉄が落鉄したことが発端で起こった事件です。
レース前だったため蹄鉄を打ち直そうとしたものの、イソノルーブルが興奮状態だったために作業は失敗し、右前脚に蹄鉄を装着しない状態でスタートすることになりました。
因果関係は不明ですがイソノルーブルはスタートダッシュに失敗し5着となりました。
この時、観客に落鉄の事実は伝えられたものの打ち直しの作業が失敗したことは告げられていなかったため、イソノルーブルの馬券を購入した客がJRAを相手取り損害賠償を求める民事訴訟にまで発展しましたが、結果的には棄却されました。
「落鉄」の例文・用例
落鉄を使った例文・用例を紹介します。
●前のレースで落鉄した場合はどうしても蹄への影響が気になっちゃうよね。
●落鉄したのですぐに打ち直してもらえますか?
SNSでの「落鉄」の使われ方
アカイイトがエリザベス女王杯を勝利し、キズナ産駒がGⅠ制覇
キズナで思い出されるのは…
デビュー戦
パドックに現れた直後に、そのまま真っすぐ死角に消えます
音で気づくんですが、落鉄で蹄鉄打ち直し周回時間が少なく、数を撮れず…素人には厳しい展開でした
懐かしいなぁ… pic.twitter.com/cmPCaSASdb
— くうろんじゃ (@a_doctrinaire) November 14, 2021
前走落鉄してた
レッドエランドール8頭立てかぁ!
目標にされるだろうけどそれでも逃げ切ってくれると信じてます!
前走落鉄してあの粘りだから価値はあるはず!#大事なことなので2回言います#前走落鉄#レッドエランドール— ?Goldberg? (@inagordberg) November 18, 2021
「落鉄」の類義語
落鉄の類義語はありませんでした。
「落鉄」の対義語・反意語
落鉄の対義語・反意語はありませんでした。