「色素性母斑」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「色素性母斑」の意味とは
色素性母斑とは、いわゆる「ほくろ」と呼ばれる黒褐色のあざのことです。色素性母斑は、母斑細胞が表皮と真皮の境目や真皮の中に存在して、メラニン色素を作り出すために、黒褐色に見えます。色素性母斑の大きさはさまざまで、平坦なものから盛り上がったもの、生まれつきあるものもあれば、後から出現するものもあります。
「色素性母斑」の語源
母斑細胞がメラニン色素を作り出してできたものであることから、このような名称がつけられています。
「色素性母斑」の注意点
生まれつき皮膚のかなりの部分に色素性母斑がひろがっている場合には、巨大色素性母斑と呼ばれます。巨大色素性母斑は、成人になったときに直径20cm以上の母斑で、2万人に1人程度の発生があるとされています。巨大色素性母斑は悪性化する可能性があるため、適切な観察や治療が必要です。足の裏や手のひらのほくろも悪性化する可能性があると言われますが、その頻度は高くはありません。
「色素性母斑」の治療法
直径数mmまでの小さな色素性母斑は電気やレーザーで全体を焼き取る方法や、メスまたはパンチを使ってくり抜く方法が一般的です。くり抜いたあとは傷が自然に治るまで約2週間軟膏治療を行います。数ヶ月経てば傷跡の色は薄れて目立ちにくくなります。巨大色素性母斑では、何回かに分けて切除したり、レーザー治療を行ったりします。皮膚の再建に関しては、シリコンでできた袋を皮膚の下にあらかじめ埋めて、数ヶ月かけて皮膚を拡張させたり、患者自身の皮膚を採取して移植したりする手術が行われています。巨大色素性母斑切除後の自家培養表皮移植術は平成28年12月より保険適用となっています。
「色素性母斑」の例文・用例
色素性母斑を使った例文・用例を紹介します。
●悪性の可能性は低かったが、念のため色素性母斑の切除をすることにした。
●生まれつき色素性母斑が目立つところにあるので気になっている。
SNSでの「色素性母斑」の使われ方
【拡散希望】2歳の娘の胸に生まれつき色素性母斑があります。大きさは長径3センチほどの楕円に近い形。近くの皮膚科で相談したところ手術でないと取れないと言われ、全身麻酔になる&成長期だとケロイドが出るからある程度成長してから手術した方が良いと言われ、そのつもりでいました。しかし最近…
— ふーマム@25m (@QTQjnDioKISvjOU) September 6, 2022
koki,「ほくろは両親それぞれからもらったギフトです。」
真面目な人「いえ、ほくろというのは、皮膚の中にある「メラノサイト(色素細胞)」と言う成分が、増加し蓄積されたことにより皮膚から盛り上がり黒い点となります。医学用語では「色素性母斑」や「母斑細胞性母斑」と言います。」
— めぇ (@1010mmtn) May 29, 2018
「色素性母斑」の類義語
色素性母斑の類義語は「ほくろ」です。色素性母斑のうち、直径5・6mm程度のものを「ほくろ」と呼びます。
「色素性母斑」の対義語・反意語
色素性母斑の対義語・反意語はありませんでした。