「ダイレクトプレー」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「ダイレクトプレー」の意味とは

ダイレクトプレーとは、サッカーでなるべく最短距離でゴールに向かうプレーのことです。

自分よりも相手ゴールの方向にいる味方選手にパスを送る「縦パス」はダイレクトプレーの一種です。

「ダイレクトプレー」と「ワンタッチプレー」の違いは?

日本におけるダイレクトプレーの現在の定義は、過去の定義と異なっています。

1990年代以前は「トラップ(※)せずにパスやシュートをすること」の意味で用いられていました。

(※トラップ:足元でボールを止めること)

ところが、98年に日本サッカー協会で「ゴールまでの道筋をシンプルで効率良く組み立てていく考え方」という主旨の定義付けが行われました。

一方、従来の意味(トラップせずにパスやシュートをすること)を伝える場合には「ワンタッチプレー」が推奨されています。

昨今では、ダイレクトプレーとワンタッチプレーの区別が普及してきました。

とは言え、依然として過去の定義で用いているサッカーメディア・ファンもいるため、文脈から意味を判断する必要があります。

「ダイレクトプレー」の他に「ダイレクト」が付くサッカー用語

「ダイレクト(direct)」とは「直接的」を意味する英単語で、サッカーではダイレクトプレーの他にも「ダイレクト」が付く用語が複数あります。

例えば「ダイレクトシュート」は、ワンタッチ(※)でシュートするプレーのことです。

(※ワンタッチ:ボールを止めないこと)

ボールを止めない分、時間を短縮できるため、相手GKやDFの反応が遅れる可能性が高まります。

成功すれば得点のチャンスが広がりますが、高い判断力とシュートの正確さが求められるテクニックです。

また同様に、ワンタッチでパスをすることを「ダイレクトパス」と言います。

素早くボールを送ることができ、相手DFに対応させる隙を与えません。

一方、空中に浮いたボールを地面に落ちる前にパス、シュートするプレーは「ダイレクトボレー」です。

プロ選手でも意図した方向に蹴ることが難しく、成功させるには極めて高度な技術力を要します。

サッカーニュースにおける「ダイレクトプレー」の用例

サッカーニュースにおける「ダイレクトプレー」の用例を確認してみましょう。

例えば、サッカー情報メディア『超WORLDサッカー!』は、22年7月7日付けの記事の中で6日に行われた「横浜F・マリノス」と「サンフレッチェ広島」の試合結果を伝えています。

1-0で横浜FMがリードしている状況で、自陣のハーフウェイライン付近からの畠中槙之輔のパスから始まり、レオ・セアラ、宮市亮、水沼宏太、小池龍太へと手際よくボールが送られ、最後に西村拓真が2点目を決めました。

畠中のパスから西村のゴールまで、わずか13秒のプレーに対して記者は「宮市のパスの後は全てダイレクトプレーであり、横浜FMの選手がいかに走って適切なポジションをとっているかがわかるものとなった」と表現しています。

※参考:https://news.yahoo.co.jp/articles/819e2f2fa44e362023680ff9def407287015ac8b

「ダイレクトプレー」の例文・用例

ダイレクトプレーを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●華麗なダイレクトプレーに拍手喝采が巻き起こった。
●格上を相手にダイレクトプレーを逡巡する。

SNSでの「ダイレクトプレー」の使われ方

「ダイレクトプレー」の類義語

ダイレクトプレーの類義語はありませんでした。

「ダイレクトプレー」の対義語・反意語

ダイレクトプレーの対義語は、「ポゼッションプレー」です。

ポゼッションプレーとは、なるべくボールを保持して試合の主導権を握っていくプレースタイルのことです。