「主審」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「主審」の意味とは
主審とは、サッカーにおいて最終的な決定を下す審判員のことです。
サッカーの競技規則における全ての権限(※)を持っています。
(※具体的な権限については後述)
英語では「Referee (レフェリー)」と表記されます。
主に試合の中断や終結の合図や、ピッチ上の選手の行動に反則行為が無いかチェックします。
サッカーの試合には、主審のほかに副審や追加副審、ビデオ審判員が配置されることがありますが、最終的な決定は主審が下します。
主審は一試合につき1名です。
8人制のサッカーでは他の審判員を配置せずに、主審のみで行われるケースもあります。
「主審」の役割
主審の具体的な役割や権限は「国際サッカー評議会(IFAB)」が定める『サッカー協議規則』に定められています。
例えば、以下のような権限が付与されています。
・違反発生時の試合の停止・中断の決定
・外部からの妨害が発生した場合の試合の停止・中断の決定
・選手が負傷した際の重症・軽症の判断と、プレーの継続・退出・復帰の決定
・反則を働いた選手に対する警告、または退場処分
そのほか、試合で使用されるボールや用具が規定に即しているか確認したり、試合の記録を取るなど、試合の重要事項から細々とした仕事まで様々な役割を担っています。
「主審」以外の審判員
サッカーでは主審の他にも以下の審判員がいます。
・副審
・第4の審判員
・追加審判員
・ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)
それぞれの役割・権限について解説します。
副審
副審は、タッチラインの外側に配置される審判員のことです。
一般的に主審のサポートを目的とし、ハーフウェイラインを境として1名ずつ(計2名)が配属されます。
英語では「Assistant referee(アシスタント・レフェリー)」と表記されます。
第4の審判員
第4の審判員は、選手交代の手続きや、アディショナルタイムのボードを掲げる等の役割を担っています。
また、主審や副審の職務が続行不可能になった際に、代わりを務める場合もあります。
英語ではFourth official(フォース・オフィシャル)と表記されます。
追加審判員
追加審判員は、副審4人制を導入している試合において、残りの枠に補填される審判員のことです。
前述の通り、副審2名はタッチラインの外側でジャッジを行いますが、追加審判員は両側のゴール裏に配属されます。
基本的にペナルティエリア内の反則をチャックすることが追加審判員の役割です。
正式の英語表記は「Additional Assistant Referee(アディッショナル・アシスタント・レフェリー)」ですが、上記の任務を担っていることから「Goal Referee(ゴール・レフェリー)」の俗称で呼ばれることが多いです。
ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)
ビデオ・アシスタント・レフェリー、略してVARは2018年3月から正式に導入が始まったルールです。
ビデオ判定によって得点や反則の有無をチェックして、主審に助言をします。
あくまで助言であり、判定を決定する権限はありません。
VARには、特別な訓練を受けた経験豊富な元主審が抜擢されることが多いです。
「主審」の例文・用例
主審を使った例文・用例を紹介します。
●主審の判定に批判が殺到する。
●主審によってレッドカードが宣告される。
SNSでの「主審」の使われ方
主審にバニシングスプレーを渡すハーランド
— Madridista 92:48 (@RMCF_Minuto93) January 5, 2023
ニューカッスル戦の終了間際、主審の判定に猛抗議したアーセナルは、FAから罰金処分を言い渡されました。 pic.twitter.com/N0WEWIMcan
— Newcastle United Japan (@nufcjapan) January 6, 2023
「主審」の類義語
主審の類義語はありませんでした。
「主審」の対義語・反意語
主審の対義語・反意語はありませんでした。