「トリッピング」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「トリッピング」の意味とは

トリッピングとは、サッカーで身体の一部を使って相手選手の姿勢を崩そうとする反則行為のことです。

主に競り合いの際に、ボールを狙わずに相手選手を倒す意図が認められた場合にトリッピングと判定されます。

トリッピングと判断されるとファウルとなり、相手チームは直接フリーキックの権利を得ます。

また、ペナルティエリア(※)でトリッピングが発生した場合、相手チームにペナルティキック(PK)が与えられます。

(※ペナルティエリア:ゴールキーパーがボールを手で触れることのできる範囲のこと)

さらに、危険性の高いトリッピングには(故意・過失に関わらず)イエローカード、またはレッドカードが出されます。

一方、競り合いの際に相手選手がつまづく前にボールに触れていれば、原則ファールは取られません。

「トリッピング」以外で直接フリーキックになるファウル

サッカーにはトリッピング以外にもファウルになる反則行為があります。

ファウルが発生すると試合が一時中断されますが、試合の再開方法には以下の二通りが存在します。

・直接フリーキック
・間接フリーキック

そもそも両者に共通するフリーキックとは、相手選手から邪魔されずに止まったボールを蹴ることができる権利のことです。

そして、フリーキックで蹴ったボールが直接ゴールに入った場合に、得点になるのが「直接フリーキック」、得点にならないのが「間接フリーキック」です。

ファウルの種類によって、直接・間接どちらで再開するか決められており、トリッピングは相手チームに直接フリーキックの権利を与える反則に該当します。

以下、トリッピング以外で直接フリーキックになる主なファウルを紹介します。

ハンドリング

ハンドリングとは、選手が意図的に手や腕でボールに触れる行為のことです。

選手の動きやボールとの位置関係などを考慮に入れて判断されます。

キッキング

キッキングとは、相手選手と蹴ったり、蹴るような動作を取ることです。

ボールの奪い合い等で相手の身体にたまたま足が当たってしまった時のように、故意でなくてもファウルと判定されてしまう場合もあります。

ジャンピングアット

ジャンピングアットとは、相手選手に飛び掛かる行為のことです。

相手にケガを負わせるリスクがあるため、危険性の高いプレーと見なされています。

ストライキング

ストライキングとは、相手選手を殴ったり、殴るような動作を取ることです。

拳を当てるだけでなく、肘が相手にぶつかった際にも同様のファウルが判定されます。

ファウルチャージ

ファウルチャージとは、肩以外の身体の部位を使って、相手選手の姿勢を崩そうとする行為のことです。

ボールを所持している選手に対して肩を使って妨害した場合は、原則ファウルチャージと見なされません。

「トリッピング」の例文・用例

トリッピング

トリッピングを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●勢いあまってトリッピングしてしまった。
●あのプレーはトリッピングではないと思う。

SNSでの「トリッピング」の使われ方

「トリッピング」の類義語

トリッピングの類義語はありませんでした。

「トリッピング」の対義語・反意語

トリッピングの対義語・反意語はありませんでした。