「ウン・ポーコ」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「ウン・ポーコ」の意味とは

ウン・ポーコとは、少し、ややという意味の音楽用語です。他の演奏記号に付加して使われます。「ウンポコ」とも表記します。

「ウン・ポーコ」の語源

ウン・ポーコの語源は、イタリア語の「un poco」です。
「un」は「(ある)1つの~」という意味の不定冠詞(不特定の1つを表す冠詞)で、英語でいう「a」や「an」にあたります。また「poco」は「少し」と訳されます。

「un」はわざわざ訳すというよりは、「そこにある」くらいの意味になるので「少し(~する)」というニュアンスになり、付加した演奏記号の意味を若干緩めるような役割で使われています。

「ウン・ポーコ」の使われ方

ウン・ポーコは演奏記号の前後に付加して使われるため、単独で譜面に登場するようなことはありません。
例えば「アンダンテ・ウンポーコ」であれば「ややゆっくりと歩くような速さで」という意味になり、アンダンテ(andante=ゆっくりと歩くような速さでという意味の速度記号)のニュアンスを少し弱めています。
他にも「アニマート(animato=快活に、速く)」に付加して「ウンポーコ・アニマート」とあれば「少し快活に、速く」という意味になります。

「ウン・ポーコ」の表現の広がり

音楽用語としての「ウン・ポーコ」はイタリア語ですが、スペインでも「ウン・ポーコ」は「少し」という意味で使われています。

2017年に公開されたピクサー・アニメーション・スタジオ製作の映画「リメンバー・ミー」では「ウン・ポコ・ロコ」という楽曲が登場します。
これはスペイン語で「少しだけ変わった」「ちょっとだけ狂った」といった意味になります。

「ウン・ポーコ」の例文・用例

ウン・ポーコ

ウン・ポーコを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

ウン・ポーコはイタリア語なんだけどスペイン語でも通じるんだ。二つの言語はすごく似ているんだね。
ウン・ポーコがついてるから、もう少し速度を落としてみましょう。

SNSでの「ウン・ポーコ」の使われ方

「ウン・ポーコ」の類義語

ウン・ポーコの類義語は、「ポコ」「メノ」です。
「ポコ(poco)」は「少し(しか~しない)」というニュアンスで使われます。「メノ(meno)」には「より少なく」という意味があり、どちらも他の演奏記号と組み合わせてその働きを弱くする役割があります。

「ウン・ポーコ」の対義語・反意語

ウン・ポーコの対義語は、「モルト」です。
ウン・ポーコと同じように他の演奏記号と組み合わせてつかう音楽用語ですが、「モルト(molt)」には「きわめて、非常に」という風にその演奏記号の意味を強める役割があります。