「ファーボール」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「ファーボール」の意味とは

ファーボールとは、野球で、投手が打者にストライクでない球(ボール)を4回投げること。また、それにより打者が一塁に進むことです。

「フォアボール」とも表記されます。
フォアボールは、打者がバットを振らず塁上に進めるだけでなく、一塁ランナーが二塁まで進むこともできます。一塁ランナーと二塁ランナーがいる場合も同様に、双方が1つずつ次の塁まで進めます。もし満塁だった場合には三塁ランナーは本塁まで押し出され、1点が追加されます。これを「押し出し四球」と言います。

投手にとってはファーボールを出すことで、打者を一塁に進めてしまうだけでなく、既に一塁などにいるランナーを次の塁上に進めることにもつながり、次の打者に得点のチャンスを与えてしまいます。また、フォアボールによって投手の球数が増え、疲労につながる可能性があります。そのため通常は投手にとって、フォアボールは避けたいことです。

しかし投手が意図的にファーボールを選択することもあり、これを敬遠(正式には故意四球)と言います。守備側がピンチを迎えた時、相手が強打者であった場合にこの策が取られることがあります。1992年・第74回夏の全国高校野球選手権大会で、松井秀喜選手が5打席連続で敬遠を受けたのはその代表例です。

敬遠は四球を投じる手間や時間がかかり、誤ってストライクゾーンに投じるリスクもあるため、これらの課題を解決するために2018年に「申告敬遠」が導入されました。それにより、投手の球数を増やすことなく、打者を敬遠することができるようになりました。

「ファーボール」の語源

「ファーボール」は「four」+「ball」を合わせてできた和製英語です。
英語では「Walk」と呼ばれています。打者が一塁まで歩くことができるためです。

「ファーボール」の例文・用例

ファーボールを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●第3打席はファーボールでの出塁だった。
ファーボールは打数にカウントされない。

SNSでの「ファーボール」の使われ方

「ファーボール」の類義語

ファーボールの類義語は「四球(しきゅう)」です。意味は同じです。

「ファーボール」の対義語・反意語

ファーボールの対義語・反意語はありませんでした。