「大駒」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「大駒」の意味とは
大駒(おおごま)とは、将棋の用語で、強力な駒という意味です。具体的には、飛車(ひしゃ)と角行(かくぎょう)を指し、別の動きができるように変化した成り駒である、竜と馬も含まれます。なお、玉(王)は物理的に大きな駒ですが、大駒ではありません。
チェスなど他のボードゲームでも、強力な駒について大駒と呼ぶことがあります。また、ゲームルール上の用語とは別に、置物などの大きな駒などのことをいう場合もあります。
「大駒」の種類と進め方
大駒には「飛車」と「角行」があります。
それぞれの進め方は以下の通りです。
「飛車」の進め方
飛車は縦横にいくらでも進めますが、他の駒を跳び越すことはできません。
竜になると、さらに斜めに1か所ずつ動けるようになります。
「角行」の進め方
角行は斜めにいくらでも進めますが、他の駒を跳び越すことはできません。
馬になると、さらに縦横に1か所ずつ動けるようになります。
「大駒」の点数の数え方
将棋で、双方の玉が互いに相手の陣内に入って詰む込みのない「持将棋」となった場合は、盤上および持ち駒となっている大駒を5点、小駒を1点として計算します。合計で24点に満たないときは負けになり、両者とも24点を満たしているときは引き分けになる、という特別ルールがあります。
「大駒」に関する格言
「大駒」に関する格言を紹介します。
大駒は近づけて受けよ
大駒は動ける範囲がとても広いので、離れて攻撃または守りのときに効果を発揮しますが、近くで攻められると、逃げるしかなくなることが多いです。そのため大駒は一度近づけてから受けた方が良いという意味です。
大駒は離して打て
成っていない大駒は相手の駒の近くだと狙われやすいので、最初に打つときは相手の駒が利いているマスから離した方が良いという意味です。
「大駒」の例文・用例
大駒を使った例文・用例を紹介します。
● 大駒は簡単に取られないようにしたい。
● 大駒を切ることも時には必要だ。
SNSでの「大駒」の使われ方
2筋の突破されてから穴角を解体して玉を5一から9一に移動。中央から攻め合う。5筋の縦防御の裏を突いて頭金。中級レベルでは快勝譜。上級以上は2八に大駒がない時点で中段玉を疑い端を詰めてくる。#ついたて将棋pic.twitter.com/FXd99zIP3c
— 2ab6w99 (@2ab6w99) October 6, 2021
豊富な持駒と大駒の利き
難易度★★★#実戦詰将棋pic.twitter.com/WGl7dqRBtx
— 電子れいず (@de_re_shogi) October 6, 2021
「大駒」の類義語
大駒の類義語はありませんでした。
「大駒」の対義語・反意語
大駒の対義語・反意語は「小駒(こごま)」です。大駒に対して、性能の弱い駒を総称する用語です。将棋の駒の種類のうち、金・銀・桂・香・歩のことを指し、それぞれの成り駒も含まれます。