「一局」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「一局」の意味とは
一局とは、一回の将棋の勝負という意味です。一局、二局…と試合数を数えることができます。囲碁や麻雀の勝負も同じように数えます。
また、ひとつの将棋盤や碁盤のことも「一局」と数えます。
「一局」の流れ
まずは将棋の駒を初期配置に並べ、「振り駒」という方法で先手と後手を決めます。
一局は大まかに「序盤」「中盤」「終盤」に分けられます。それぞれ簡単に解説します。
序盤
初期配置から20~30手あたりまでです。戦うために自分の陣形を準備している段階で、「駒組み」と言います。
中盤
駒組みが終わり、駒がぶつかり始めたあたりからを指します。駒の取り合いは中盤から本格的に始まっていきます。まだお互いの戦略を読みながら慎重に進めていくような段階です。
終盤
相手を詰ませようと攻撃をしかけていく段階です。自分の陣地の「玉」の身動きが取れなくなる=詰んだ方が負けになるので、持ち駒をうまく使っていかに相手を先に詰ませるかの勝負となります。
玉を詰まされてしまった方が「負けました」「参りました」と宣言することを「投了」と呼び、これにより一局が終わります。これを「終局」と言います。
「一局」の派生パターン
一局という言葉の派生パターンをご紹介します。
一局の将棋
対戦後の解説などで使われることが多い言葉です。
実際に指した一手に対して有力な変化のことを言い、「(実際は違ったけど)そのように指しても良いと思われる」というニュアンスが含まれています。
例:このように指しても一局の将棋ですね。
これも一局/これもまた一局
重要な場面でどのような一手を選択するか、という時に「(どちらを選択して)勝っても負けてもこの一局は成り立つ」という、投げやりではないけれどどこか達観して割り切るような心持ちを表した言葉です。
勝負にはもちろんこだわるけれど、どのように指そうとも盤面の上で将棋の一局は完成されるという真理をついており、将棋だけでなく日常生活でも使える表現です。
「一局」の例文・用例
一局を使った例文・用例を紹介します。
●もう一局指さないか?
●この一局が彼にとってプロ入りできるかを決める大事な勝負になりそうだね。
SNSでの「一局」の使われ方
将棋は、駒の動かし方くらいしか分かりませんが、NHK杯将棋トーナメント、最年少200勝を達成したばかりの藤井二冠に対して、木村九段が王位戦のリベンジを果たしての勝利!しかも解説が羽生九段ってのも、将棋素人の私には、とても豪華な一局に御座いました!!
— なすび (@hamatsutomoaki) November 22, 2020
大内先生は、名人戦第7局で中原絶対王者に大逆転負けして、名人を逃した。将棋史上に残る一番。
ひとりの名棋士の運命を変えた一局。— 先崎学 (@eEBY262FoqPInqV) November 21, 2020
「一局」の類義語
一局の類義語はありませんでした。
「一局」の対義語・反意語
一局の対義語・反意語はありませんでした。