「一本足打法」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2021-10-07

「一本足打法」の意味とは

一本足打法とは、野球のバッティングフォームのひとつで、投手側の足を上げ、反対側の足を軸足にして打つ方法のことです。

「一本足打法」を広めた人物

一本足打法は、プロ野球の巨人軍で活躍した王貞治が用いたことで広く世間一般に認知されています。
王が一本足打法を会得した背景には荒川博という打撃コーチの指導があります。
1962年に公式戦で初めて一本足打法を使い、その後現役生活の最後までこのバッティングフォームを採用することとなります。
数々の日本のバッティング記録をこの一本足打法で塗り替え、通算本塁打868本という記録は2021年の時点でも破られていません。この本塁打の通算数は、世界記録ともなっています。

「一本足打法」の特徴

一本足打法は、右打者であれば左足を、左打者であれば右足を上げて反対側の足だけで立って打つのが特徴です。ピッチャーの投球フォームにタイミングを合わせて投手側の片足を上げることで、投球を手元まで引き寄せることができ、バットを振るタイミングがとりやすくなるというメリットがあります。

しかし、一本足で立ったままきちんとボールを打ち返すためには、きちんと鍛えられた下半身の筋力とバランス力が必要です。
下半身が安定しないまま一本足打法を用いても軸がブレてうまく打てないので、習得は難しいとされています。

「一本足打法」の表現の広がり

一本足打法は、比喩的な表現としてビジネスシーンで用いられることもあります。
この場合は、ある特定の事業ひとつがその企業全体の利益や売上を稼ぎ、支えている状態を指します。
ひとつの事業や製品に依存している状況で、環境などが変われば売上が一気に減ってしまうため、どちらかというとネガティブなニュアンスで使われます。

「一本足打法」の例文・用例

一本足打法

一本足打法を使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●王さんの一本足打法が見れるぞ!
●このご時世だと一本足打法経営は危ないよ。

SNSでの「一本足打法」の使われ方

「一本足打法」の類義語

一本足打法の類義語は、「フラミンゴ打法」です。
フラミンゴが一本足で立つ姿に例え、一本足打法と同義で使われています。

「一本足打法」の対義語・反意語

一本足打法の対義語・反意語はありませんでした。