「椅座位」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「椅座位」の意味とは
椅座位とは、椅子に座っている姿勢という意味です。読み方は「いざい」です。
「椅座位」の特徴
椅座位は介護の現場でよく使われる用語です。介護をされる人には、寝たきりの人や自立して座ることができる人、補助をされながら歩くことができる人など、その人それぞれの「可能な体位」や「辛い体位」があり、それを介護者が把握するのはとても大切なことです。そのため、姿勢や体位を表す用語には様々なものがあります。
椅座位もそのひとつで、「座位」という座った姿勢を指す言葉の一種です。椅子や車椅子に腰掛けて足の裏が床についている状態を指します。背もたれに背中を預けることもあります。
「椅座位」のメリット・デメリット
椅座位のメリット・デメリットをご紹介します。
椅座位のメリット
- 動作の範囲が広く、動きやすい
- 食事や談笑などに適した姿勢である
- 効率よく腹式呼吸ができ、楽に活動できる
- 咳や排痰がしやすい
椅座位のデメリット
- 上半身の重さが座骨に集中する
- 姿勢を保持するための筋力や筋肉の緊張が必要
「椅座位」の例文・用例
椅座位を使った例文・用例を紹介します。
●あまり長時間椅座位の状態でいると褥瘡ができやすいので、適宜体位を変更してあげてください。
●椅座位ができるようになってよかったですね!
SNSでの「椅座位」の使われ方
脚に大怪我を負いその道の権威から「正座が出来るほど回復した人は存在しない」と告知されたものの奇跡的に正座が出来るようになったのですが奇跡である事をすっかり忘れて正座で在宅勤務を続けて10ヶ月、脚が変な感じになってきてその事を思い出し本日より椅座位に変更。わんこ達が群がってきて幸せ? pic.twitter.com/Qno7fWkbra
— 遠野桜子 (@sakurako_tohno) January 12, 2021
作業してて背中と首が痛くなって、長時間椅座位が保てんのよね
多分机の高さが悪い— 木ネ申 (@krh112133) January 7, 2020
「椅座位」の類義語
椅座位の類義語は、「半座位(はんざい)」「端座位(たんざい)」「長座位(ちょうざい)」です。それぞれご紹介します。
半座位
リクライニングできる介護ベッドなどによって、仰向けで上半身を少し起こした姿勢を指します。
端座位
ベッドや椅子の端っこに腰掛けた状態です。ベッドから車椅子に移る時などによく見られます。
長座位
両足を真っ直ぐ伸ばして座る姿勢を指します。椅座位に比べ、上半身が不安定になりやすく、長時間とる姿勢には向いていません。
「椅座位」の対義語・反意語
椅座位の対義語は「立位(りつい)」「臥位(がい)」です。
立位は立っている状態、臥位は寝ている状態です。