「顔鉄」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「顔鉄」の意味
顔鉄とは、電車や新幹線の正面の顔が好きな鉄道ファンのことです。「かおてつ」と読みます。
「顔鉄」の由来
現在では「顔鉄」のように、鉄道の何が好きかでその呼称が分かれおり、様々な派生語があります。しかし元々は、鉄道ファンの総称として「鉄ちゃん」が使われていました。
「鉄ちゃん」は、昭和40年代頃には使用されていた言葉で、鉄道ファンの男性の呼称です。これに対し女性の場合は、「みっちゃん」と呼ばれていました。
これは、鉄道の「道」からとってつけた呼称です。
しかし近年では鉄道が好きな女性のことを「鉄子」とも呼びます。漫画『鉄子の旅』が元ネタになります。
ちなみに、鉄道に関する情熱の度合いを「鉄分」と表現します。
「顔鉄」向けの商品
株式会社トミーテックは、2019年から、車両標本シリーズ「鉄顔 TETSU=GAN」を販売しています。
「鉄顔 TETSU=GAN」とは、1/80スケールの鉄道の「顔」だけの模型です。推し車両の顔をコレクションすることで楽しみます。
「なんじゃそりゃ」。鉄道ファンでもなければ、そう言いたくなるようなおもちゃですが、観葉植物と一緒に飾ったり、電車の顔が覗くようにパソコンの横に置いたりすると意外と可愛いです。
飾りかたのアイデア次第で、今までにない鉄道を身近に感じられるオリジナル空間を作れます。
「顔鉄」のマナー
顔鉄は素敵な趣味です。しかし、鉄道趣味に関する活動の中で、マナーをわきまえず、迷惑行為を繰り返す人が問題となる場合もあります。
例えば、車内や駅構内で他の乗客の迷惑も顧みずに撮影や録音等をする、三脚や脚立を持って走り回る、撮影のために危険区域や他人の土地に無断侵入するなどです。
鉄道ファンは、自動車ファンなどと異なり、趣味対象を直接所有することができません。そのため、迷惑行為には、鉄道会社の展示物や備品が盗まれるなどもあります。
悪質なファンの行動を原因とする一般の乗客や鉄道沿線の近隣住民とのトラブルもあります。
「顔鉄」の例文・用例
顔鉄の例文・用例を紹介します。
●あの新幹線の鋭いつり目と、シュッとした口元がクールで顔鉄にはたまらない。
●私は音鉄で、彼氏は顔鉄です。よろしくお願いします。
SNSでの「顔鉄」の使われ方
顔鉄として語る#松井玲奈pic.twitter.com/7R1HR9KBYa
— 神那愛(テスト中) (@RmKanae) May 8, 2019
顔鉄、けっこういいかも pic.twitter.com/GaUW8L8rgl
— そーなん伸縮ライン@パーツは飛ぶもの無くすもの (@SonanLine) September 29, 2019
「顔鉄」の類義語
顔鉄の類義語は、「乗り鉄」、「撮り鉄」、「音鉄」、「葬式鉄」です。
「乗り鉄」とは、特に電車に乗ることが好きな鉄道ファンのことです。駅の周りを探索するいわゆるぶらり途中下車の旅を含みます
「撮り鉄」とは、電車の写真を撮るのが好きな鉄道ファンのことです。
「音鉄」とは、電車の走行音や発車ベルなどが好きな鉄道ファンのことです。録音や録画もします。
「葬式鉄」とは、廃線が決まった鉄道路線に乗ったり、廃車間近の列車の写真を撮ったりするのが好きな鉄道ファンのことです。
「顔鉄」の対義語・反対語
顔鉄の対義語・反対語は、「非鉄」です。
「非鉄」とは、鉄道ファンでない人の呼称です。鉄道ファンが使用することがあります。