「サラブレッド」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「サラブレッド」の意味とは
サラブレッドとは、競走用にイギリスで品種改良された軽種馬のことです。
「サラブレッド」の語源
サラブレッドは、英語の「thorough(サラ:完全な、徹底的な)」と「bred(ブレッド:~育ちの)」が合わさって出来た言葉です。
人間によって管理された、純粋な血統であるということを表しています。
また、サラブレッドの略称は「サラ」と言います。
「サラブレッド」の定義
現在の競馬に出場している馬は、競走馬として品種改良されたサラブレッドが主流です。
17世紀から18世紀にかけてのイギリスで作られた品種で、1791年以降は1頭ごとに血統書がついています。
定義としては、両親共にサラブレッドであること、または連続8代にわたってサラブレッドが交配された馬であることが挙げられます。また、サラブレッドと認められるためには審査が必要となっています。
全てのサラブレッドは父方の系図を辿っていくと、「ゴドルフィンアラビアン」「バイアリーターク」「ダーレーアラビアン」のいずれかに行き当たり、この3頭の馬を「三大始祖」と呼んでいます。
「サラブレッド」の特徴
サラブレッドは体高が160~170cm、体重が450~500㎏ほどが標準です。
脚がスラッと長く胸筋や臀部の筋肉が発達しているため、速く走ることができます。
ただ脚の長さからケガをしやすい、近親交配が主流のため虚弱体質であるという身体的な弱点もあります。
また、勝負をするための馬であることから、勝気な馬が交配に選別されていった結果、気性が荒い馬が多いという特徴があります。
「サラブレッド」の表現の広がり
「サラブレッド」という表現は馬に使われる意味合いから、比喩として名門に生まれた人間に使われることがあります。
家柄や生まれついての環境に恵まれていたり、医者や政治家、芸能人などを親に持つ場合にこのように呼ばれることがあります。
「サラブレッド」の例文・用例
サラブレッドを使った例文・用例を紹介します。
●サラブレッドは競馬以外の競技でも活躍しているよ。
●彼は社長の御曹司、まさにサラブレッドだ。
SNSでの「サラブレッド」の使われ方
獲るべきタイトルはもう獲ったし、父エピファネイアにもたらした功績は計り知れないものがある。それにサラブレッドは血を繋ぐ仕事の方が何なら大事なので、無理せず繁殖に入って欲しい。
とはいえ今年の種付けシーズンにはもう間に合わないか…?なら年内は様子を見て…かな。— おうまP (@o_m_a_e_p) May 14, 2021
隣町の牧場に馬を見に行ってきた。
馬、沢山撫でさせてくれて可愛かった!
ウマ娘にも出ているG1優勝馬の子供もいて、思いがけない出会いだった。サラブレッドももちろん可愛いけど、日本の在来種の馬も愛らしい顔をしてて可愛かった。
— あおい (@aoiro30t) May 16, 2021
「サラブレッド」の類義語
サラブレッドの類義語は、「サラブレッド系種」です。
サラブレッドと思われるものの、血統書がないため三大始祖に遡れずサラブレッドとは完全に認められない馬のことをこのように区別しています。
「サラブレッド」の対義語・反意語
サラブレッドの対義語は、「アングロアラブ」です。
中近東原産のアラブ種という品種とサラブレッドを掛け合わせた馬のことで、日本ではアラブ種の血量が25%であることが条件となっています。
日本やフランスで、競走馬として活躍しています。