「太郎」とは?意味と例文が3秒でわかる!
目次
「太郎」の意味とは
太郎とは、相撲用語で呼び出しや床山の給料という意味の隠語です。
「太郎」のような相撲用語
太郎のように、お金に関わる相撲用語には以下のようなものがあります。
- お米(おこめ)……お金やお小遣いのことです。
- おす……相手におごらせることを言います。
- 養老金(ようろうきん)……十両以上の力士が、引退した時にもらう退職金のことです。
- ちょんすけ……旅館などで渡すチップのことを言います。
- 藤助(とうすけ)……ケチな人のことを言います。
- しょっぱい……ケチな人のことや、弱い、なさけないことを言います。
- 端紙を入れる(はがみをいれる)……借金することを言います。
- てらをきる……お金をピンハネしたり、お金や物を盗むことを言います。
「太郎」に関連する相撲用語
太郎を受け取る職業については以下の通りです。
床山
相撲会で、力士のまげを結う職業のことです。
また、舞台などで俳優の髪を結う人のことも床山と言います。
相撲の床山の給料は、
- 特等(勤続45年以上で年齢が60歳以上、勤続30年以上で45歳未満)の場合は36万円~40万円未満
- 一等(勤続30年~)の場合は25万円~36万円未満
- 二等(勤続20年~30年未満)の場合は14万円~25万円未満
- 三等(勤続10年~20年未満)の場合は7万円~14万円未満
- 四等(勤続5年~10年未満)の場合は2万9千円~7万円未満
- 五等(勤続5年未満)の場合は2万円~2万9千円未満
- 見習い期間:1万4千円以上2万円未満
です。
呼び出し
呼び出しとは、相撲の進行を支えている人のことです。
大きな仕事は、
・控えの力士を土俵に呼び上げる
・太鼓を打つ
・土俵築をする
の3つです。
様々な仕事を素早くこなす必要があるために、呼び出しは動きやすいとされる裁着袴を身に着けています。
呼び出しの給料は、
- 三役呼び出し(勤続40年以上で成績優秀な者、または勤続30年以上40年未満で特に優秀な者)以上は月額36万円~40万円未満
- 幕内呼び出し(勤続30年以上で成績優秀な者、または勤続15年以上30年未満で特に優秀な者)は月額20万円~36万円未満
- 十両呼び出し(勤続15年以上で成績優秀な者、または勤続10年以上15年未満で特に優秀な者)は月額10万円~20万円未満
- 幕下呼び出しは月額4万2千円~10万円未満
- 三段目呼び出しは月額2万9千円~7万円未満
- 序二段呼び出しは月額2万円~2万9千円未満
- 序の口呼び出し以下は月額1万4千円~2万円未満
です。
本俸と別に手当があります。
なお、呼び出しの初任給は月額1万4千円の本俸+月額12万6千円の手当の、月14万円です。
「太郎」の例文・用例
太郎を使った例文・用例を紹介します。
✓例文・用例
●毎朝学校で、太郎をしていた。
●太郎がないと生きている実感がなくなってしまいます。
SNSでの「太郎」の使われ方
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世話人、行司さんや呼出しさん、床山さんたちは上がらないのかな?
すごくお給料安くて可哀想なくらいなんだが… https://t.co/l0AkBJBO7c— 雷電タメコ (@RaidenTameko) November 29, 2018
「太郎」の類義語
太郎の類義語はありませんでした。
「太郎」の対義語・反意語
太郎の対義語・反意語はありませんでした。