「間接訓練」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「間接訓練」の意味とは
間接訓練とは、摂食・嚥下障害なる患者に対して行う嚥下訓練のことで、食べ物を使わずに行う訓練を総称する言葉です。
関節訓練には、口唇や頬の伸展マッサージや、舌、口腔の周囲の可動域を増やす訓練、冷圧刺激法(アイスマッサージ)、バルーン拡張法、頭部挙上訓練などが含まれます。
患者に重篤な誤嚥が疑われる、意識の状態が安定しないなどの理由から経口摂取が困難である場合に行われますが、直接訓練と併行して行う場合もあります。
「間接訓練」の例
関節訓練には以下のようなものがあります。
嚥下器官の訓練及びリラグゼーション
嚥下体操は、頸部・肩・唇・舌頬を中心とする運動で、主に食事の前に行います。
最初に頸部を動かす、横を向くなどの動作をゆっくり十分に行います。
その後肩の力を抜き、唇と下顎を十分に開ける、横に引く、尖らせる、舌で口唇をなぞる、頬を膨らませる他、口唇と舌を十分に動かし運動させます。
また、鼻咽腔閉鎖不全に対しては「ブローイング訓練」と呼ばれる、コップに水を入れてストローでブクブクと吹く訓練を行います。
ブローイング訓練により、呼吸機能や口唇の閉鎖訓練が可能です。
誤嚥防止訓練
誤嚥防止の訓練では、腹式呼吸や息こらえ嚥下の訓練、咳払い訓練などを行います。
また、しっかり息を止めて、壁を押しながら「アッ」「エイッ」と発生する「押し運動」と呼ばれる訓練は、正門の閉鎖を促す有効な訓練です。
嚥下反射誘発訓練
アイスの棒などを用いて、唇や舌、軟口蓋を軽くマッサージし、空嚥下を誘発させます。
食道入口部開大訓練
患者の喉頭に当たる甲状軟骨に指を当てて空嚥下を行い、最も挙上した場所で息を止めたままにするメンデルゾーン手技が用いられます。
「間接訓練」の例文・用例
間接訓練を使った例文・用例を紹介します。
●誤嚥に負けない体を作るためにも間接訓練が必要です。
●間接訓練と直接訓練には、それぞれ適した方法があります。
SNSでの「間接訓練」の使われ方
超重要☆☆☆
摂食嚥下の訓練は必ず出題されます。こっちは、間接訓練です↓ pic.twitter.com/0xKYVluqQJ
— 歯科衛生士のための一問一答 (@dh_benkyou) February 26, 2020
シャキア法
接触嚥下障害に対する間接訓練。舌骨上筋群なと喉頭挙上に関わる筋の筋力強化を行い、食道入口部の開大を図る。 pic.twitter.com/6Qqio0tj3f
— Susumu Kobayashi (@Grazie49max) November 6, 2016
「間接訓練」の類義語
間接訓練の類義語はありませんでした。
「間接訓練」の対義語・反意語
間接訓練の対義語・反意語はありませんでした。